展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

麗子登場! 名画100年・美の競演

f0149664_132207.jpg麗子登場! 名画100年・美の競演
兵庫県立美術館

6月26日、「レンピッカ展」を観た後に「麗子ちゃん」を観ました。既に「レンピッカ展」で胸が一杯で、これ以上に感動することは無いだろうと思いましたが、この展覧会も良かったです。そして、やはり「麗子ちゃん」は素晴らしかった。

1951年に誕生した日本初の公立近代美術館・神奈川県立近代美術館と、1970年に二番目に「兵庫県立近代美術館」として誕生した現在の兵庫県立美術館。この二つの美術館が所有する、日本近代美術の秀作が一堂に会していました。

岸田劉生の「童女図(麗子立像)」は、ポスターで観た強烈なインパクトとは違い、実物は麗子に対する愛情溢れる存在感がありました。とりわけ、着物の描写が素晴らしかったです。写実的で布地の質感があまりあるほど表現されている一方、麗子の身体を包み込むようなやさしさも現れています。観ていると「麗子ちゃん、可愛いね。」と声をかけたくなる気分。ホント、絵画は実物を観てみないと解らないものです。

小磯良平の「斉唱」は、彼の代表作であることを実感できました。黒っぽい背服を来た女学生が画面いっぱいに所狭しと居ますが、不思議と清涼感があります。息苦しさが全くないんですから。初期の作品「スペインの女」もありましたが、これはまだ誰かの模倣といった感が拭えず、この「斉唱」の様な群衆図でオリジナリティが確立されたことが良く解り、興味深かったです。

高村光太郎の「少女」のブロンズ像は、素敵だったなぁ。文学以外の作品を観るのは初めて。文学にみせる良さとは、また違った良さがありました。

好みいかんに関わらず、日本人として大いに共感できる内容で楽しめました。水野晴郎じゃありませんが「いやあ!美術館って本当にいいもんですね。」と、心の底から湧きあがってきました。
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by umekononikki | 2010-07-08 13:22 | 展覧会