展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

スミラの雪の感覚

f0149664_13574563.jpgスミラの雪の感覚 ペーター・ホゥ著 染田屋茂訳

本の紹介によると。
雪のコペンハーゲン。イヌイットの血をひき、雪と氷と孤独を愛する女性、スミラ。友人の少年が雪の屋根から転落死する。が、雪が「読める」スミラに残された足跡は告げる、これは事故ではない―。真相を追う彼女にかかる検察の圧力。無言の脅し。そして、スミラが単身乗り込んだ謎の船は、氷に閉ざされたグリーンランドへ…。全く新しいヒロイン像が欧米で爆発的にヒットした、北欧産海洋冒険ミステリー。


蒸し暑い日が続くので、寒々しい物語が読みたいなと思いました。図書館でこのタイトル知ってる、と思いつつ手に取りました。そう韓国ドラマ「スターの恋人」で、チェ・ジウが読まされる数十冊の本の中にあったようで、当時、それら本がどんな本なのか調べた時に知ったみたい。舞台はコペンハーゲンからグリーンランドへ。これだけで幾分涼しく感じます。しかも真冬の海に飛び込んで、凍える寒さ。

これは、映画を観ているような物語・・・と思っていたら、映画化されていたのですね。「陰謀のシナリオ(1997年/アメリカ)」というタイトルで、日本では劇場未公開。面白かったので、内容の詳細は書かない方が良いようです。この類の本は、何も知らずに読んだ方が面白いですものね。謎が謎を呼び、次々と危機をかいくぐり、少しずつ事実を掴み、ついには衝撃のラストが・・・なんて、少々大げさに書きたくなるほど楽しめました。
細かく言えば突っ込みどころもありますが、物語の展開も早くそんなことは気にしていられません。ラストにむかい一気に読んでしまいます。
また、北欧が舞台となっているのが新鮮でした。独特の雰囲気があります。主人公の女性も本の紹介にある「雪と氷と孤独を愛する」わりに熱い心を持っていて、雪と氷を溶かす勢いで事件解明に突っ込んでいくしね。バーバリーのコートも、台無しにするくらい。
しかし映画のタイトル「陰謀のシナリオ」ってどうなのでしょう?「スミラの雪の感覚」のままの方が、趣があって良いように思うのですが。

ああ、ミステリーの感想ってネタがばれないように、しかも、物語の面白さも伝えたいジレンマが生じますよね・・・。そういう訳で、今回はこの辺で。
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by umekononikki | 2010-07-16 13:58 |