展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

ボストン美術館浮世絵名品展  錦絵の黄金時代-清長、歌麿、写楽

f0149664_1130990.jpgボストン美術館浮世絵名品展  錦絵の黄金時代-清長、歌麿、写楽
神戸市立博物館

9月に入っても残暑が厳しいのですが、この日は海からの風が、幾分暑さを和らげてくれているような感じでした。
平日だったことと、酷暑が原因なのか、人の入りは少ない感じがしました。

展覧会は、「鳥居清長」「喜多川歌麿」「東洲斎写楽」を中心にした内容でした。天明・寛政期の錦絵黄金時代に焦点を絞った構成だそうです。が、この時代とはいつ頃だったのでしょうか。
天明は1781~1788年、寛政は1989~1800年。江戸幕府将軍は、徳川家治、徳川家斉。天明の大飢饉があり、浅間山の大噴火。それらの対策に失敗した田沼意次が失脚した、江戸中期です。しかしながら、町人文化が繁栄し、学問・文化・芸術など様々な分野の活動が活発だった時代の様です。

「浮世絵版画」と言うだけに「版画」なのですよね。改めてその技術の高さを感じます。色の豊富さや、線の精密さは見事としか言いようがありません。
そして、当時の風俗が、非常によくあらわれて興味深いところ。着物の柄、帯、建物、役者。細部に至るまで描かれており、その生活が手に取るように解ります。じっくり近寄って観ても楽しめ、また、少し離れて絵画の様に鑑賞しても見ごたえがあります。
とりわけ「喜多川歌麿」が、個人的には画面の構成も斬新で良かったです。色使いも、柄を上手く使い1色が3色にも4色にも見えてきます。また、「写楽」の役者絵は、現代のアニメのキャラクターのプロマイドのようなユニークなものでした。

すばらしい作品を鑑賞できた幸せと、作品保護のための館内の低めの温度にも至福を覚えたひと時でした。
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by umekononikki | 2010-09-06 11:30 | 展覧会