展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

マン・レイ展

f0149664_11134213.jpgマン・レイ展  知られざる創作の秘密
国立国際美術館(大阪・中之島)


マン・レイ(1890-1976)は、フィラデルフィアで産まれ、活動の場をニューヨーク、パリ、ロサンゼルス、そして再びニューヨークと移しながら、制作内容を広げていきます。この4つの時代ごとに区切り、展覧会では作品が紹介されていました。

写真家としての一面が有名なのでしょうか。不勉強な私は、全く存じ上げませんでした。ポスターの写真を観て、独特のスタンスを持つ人だと思い、展覧会に足を運びました。何を思ったか、マン・レイ氏に呼ばれたのか、チラシを見た限り全く私好みではないにも拘らず行っちゃいました。そこには意外な世界観があり、虜にさせられてしまいした。

内容は、絵画からオブジェなど多岐に亘りましたが、やはり人物を撮った写真が最も多く展示されていました。
その映っている人物とのスタンスが、非常に不思議な感じを受けます。人物の存在感はあるのですが、生々しい人間臭さは無く、独特の魔法にかけられた空気で包まれた雰囲気です。人間には矛盾する面を必ず持っていますが、その矛盾をとらえているような・・・。
作品を観ながらも、「このとらえどころのない不思議な雰囲気は、何なのだろう。」と考え続けていまいましたが結論を出すことはできませんでした。自分なりの答えも見つけられないまま、この感想を書いています。

印象に残った作品―というより、マン・レイの作りだしたどこかノスタルジックな世界に迷い込み、幻を観てきたかのような掴みどころのない感覚を味わったことが、何より印象的です。どれだけ見つめても、満たされることのない満足感とでもいうのでしょうか・・・。(そうなんです。満たされない事に満足出来ちゃうんです。)チェス盤と駒をデザインしたものが、このとらえどころのない何かを具象化した様に感じました。
サブタイトル「知られざる創作の秘密」とあるように、どこまでも秘密のベールに包まれた幻の様な世界を味わいました。
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by umekononikki | 2010-10-13 11:13 | 展覧会