展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

上村松園展

f0149664_948348.jpg上村松園展
京都国立近代美術館

2010年11月22日。この日は月曜日でしたが、前期と後期の掛け替え等の関係か、開館していました。平日で月曜日と言うこともあり、客足も少ないかと期待しつつ平安神宮前へ。

会場に入ると「序の舞」がドーンと飾ってあります。その前には人だかりがありましたが、しばらくすると作品全体が観られるくらいの人数に減りました。やはり、今日の人出は少なめなのでしょう。

京都の町は紅葉が見頃でした。その紅葉や花々を見て万人が美しいと感じるように、万人に共通する不変の美意識に当てはまるところも、松園の魅力の一つでしょう。

今年2月に亡くなったファッション・デザイナーのアレキサンダー・マックイーンがかなり前になりますが、インタビューで次のような内容を話していました。古い記憶なので、おおよその内容ですが・・・。彼のデザインする服は、制約が多く、動きづらいですが、これは日本の着物の様に、その制約から所作の美しさが生まれると思うと。
女性から女性をみるときに、「解放」といったキーワードを用いがちに思います。洋服で例えるなら、動きやすいといったところでしょうか。そういう視点から松園の作品を眺めると、男性的な視点から女性を描いていたのかもしれませんね。

晩年の松園は、日常に「美」を見出します。「美」には持って生まれたDNA的な「美」と、後天的に生まれる所作や感情の中の「美」に分けることができるのではないでしょうか。赤子を抱く女性の愛情。障子の破れを直すしぐさ。満たされた心の中に生まれる「美」。ただの日常こそが非日常であるかのような、喜びも悲しみも全てに幸せを感じさせる作品に到達したように思いました。


最後に、今回の失敗。
月曜日で人も少ないだろうと勇んで出かけたものの、近くの細見美術館は月曜日が休館日なのね~。母が後期の松園展に行きたいと言っていたので、もう一度足を運ぼうと思います。
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by umekononikki | 2010-11-26 09:48 | 展覧会