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by 梅子

ワイドビューの幕末絵師 貞秀

f0149664_1134284.jpgワイドビューの幕末絵師 貞秀
神戸市立博物館

12月23日。阪急三宮駅から歩くには、丁度良いぽかぽか陽気。抽選で当たった招待券を片手に、神戸市立博物館へ行ってきました。

抽選で当たったとはいえ、大人¥500のチケット。このお安さに展示数も少ないのだろうと、期待していませんでした。ところが¥500払ってもお得な充実の内容。ついでに言うなら、図録も¥800と御買い得。しかも期間中毎日11時と13時から約20分、インフォメーションスタッフによる作品解説があります。私も11時からの解説を聴きました。非常に解りやすくて面白く、「貞秀ってどんな人?」という方にはお勧めです。

まず「五雲亭貞秀(ごうんていさだひで)」について少し。幕末の浮世絵師で、歌川国芳を模範として学びます。国芳亡きあと浮世絵界を代表する絵師となり、3枚以上の木版画を連続した横長画面の大きな作品を得意としました。題材も外国人たちの生活や、上空から町全体を見渡す鳥瞰図など、これまでの浮世絵の枠を超えたものです。

f0149664_11344815.jpg作品は、とにかく細かい!先日観た「ブリューゲルの版画」並に細かかったです。だからと言って細部に囚われることなく、画面全体のバランスも秀逸。そして、3枚以上の版画を連続した大画面。1つの作品に見どころが盛り沢山です。迫力溢れる作品あり、ユーモアもあり、華麗さもありとバラエティーに富んだ内容。
2階のみの展示でしたが、細部まで観ていると十分満足できる作品数です。そしてその細かさに、版元が彫師を気遣って手を抜いてくれとまで言ったほどなんだそうです。

展示内容とは別に、この博物館のスタッフの手作り感が溢れる好感のもてる展覧会でした。年末年始に普段、美術館や博物館とは縁遠い方でも楽しめる展覧会です。お勧めです♪
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by umekononikki | 2010-12-27 11:35 | 展覧会