展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

想い雲、今朝の春-みをつくし料理帖

f0149664_9201064.jpg想い雲
今朝の春
-みをつくし料理帖-

髙田郁著

「つる家」を舞台に繰り広げられる、料理人澪の成長物語。
年末年始休暇中、実家でゴロゴロしながら楽しみました。澪ちゃんの垂れた眉に美味しそうなお料理。なんだかお正月にお目出度い感じがします。この本片手に、おせち料理にお餅に和菓子を食べて、「福」より「体重」が増えました。ああ、なんてこと。

話を本題に戻します。
少々ネタバレですが、野江と一瞬の再会を果たします。その場面が、幻を見たような儚くて・・・。一瞬といえども再会できたのに、澪と同じ世界に存在していないような幻想的な場面が印象的でした。また、「う」尽くし料理を褒める坂村堂の言葉遊びも、「上手いねぇ。」と読みながら声をかけたくなります。澪は苦難を超えて成長していきます。周りの言葉に耳を傾け、自身の軽率さを反省し、謙虚に真っ直ぐに成長していく様は相変わらず応援したくなります。
そして、そんな澪が想いを寄せる「小松原」の正体が明らかになります。時々忘れたころに登場するだけなのに、なんだかとても魅力的な「小松原」。彼が登場すると、読んでいるこちらが居住まいを正してしまいます。
それにしても気が付いてみれば、登場人物が増えました。増えたのですが、どの人物も個性的で眼が離せません。また、まだまだ解決していない問題も沢山あります。続きが楽しみです。
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by umekononikki | 2011-01-12 09:20 |