展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

母の家で過ごした三日間

f0149664_111239100.jpg母の家で過ごした三日間
フランソワ・ヴェイエルガンス著
渋谷豊訳

<書けない作家>のヴェイエルガンスが<書けない作家>ヴェイエルグラッフを生み、そのヴェイエルグラッフの頭の中から、またしても<書けない作家>グラッフェンベルグが出現すマトリョーショカ小説とは上手く言ったもの。とにかく、書けないのだから仕方が無い。このような状態を一般に「スランプ」というのでしょうが、この作家の場合、そんな簡単な一言で片付けられないし、片付けたくありません。
家族の話、女性遍歴、火山に大蛇と話は脱線しながらも、ついつい先を読まされてしまいますが、確かに作品として形になるレベルではないところがいい。中途半端でバカバカしい内容を、必ず面白い作品になるような自信たっぷりに語っちゃう。書けない言い訳は取りとめもなく、どうしようもない有様で、あきれ過ぎて笑っちゃうくらい。とにかく書けないんだから!
前金には手を付け、成果が出せず最愛のママンにも会いに行けない。女性にはだらしが無い。それなのに憎めない魅力は、やはり作家である事なんだろうね。でも書けないんだけど。どうしても書けないんだけどね。それでも、愛すべき作家。書けないのに作家!?ほんと笑っちゃう♪♪♪
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by umekononikki | 2011-02-14 11:12 |