展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

堀文子展 華々しい収穫のとき

f0149664_951432.jpg堀文子展
華々しい収穫のとき
三重県立美術館

2011年5月21日(土)、真夏日の中、津市にある三重県立美術館へ。非常に蒸し暑い日だったので、美術館は涼しくて快適でした。昨年、神戸・御影の香雪美術館でも開催されていたのですが、行きそびれてしまいました。残念に思っていたところの今回の展覧会。なんとか行くことができました。

堀文子といえば、徹子の部屋に飾られていた「アフガンの王女」が有名でしょうか。「幻の花 ブルーポピー」も、ヒマラヤの5000メートルの山に登り描かれた作品として有名かもしれません。今回の展覧会では、この両方が展示されていました。
まず、展覧会は2000年以降の比較的新しい作品から始まります。最後に初期の作品が展示されていたのですが、やはり年齢を重ねるごとに、絵の幅が広がるというか、あらゆる制約から解放され自由に描かれていることがよく解ります。こんな素敵な年齢の重ね方ができるなら、歳をとることも悪くないなと感じます。作品ではやはり「ブルーポピー」は印象的で、人目にさらされていない汚れなき神秘の光を放っていました。
絵本や雑誌の挿絵も展示されていました。絵本では全てを描きこまず、読み手が想像したくなるようなゆとりがあります。そう、思わずいろいろ想像したくなるような、魔法がかけられた絵でした。雑誌の挿絵では日常目にする野菜や草花がモチーフでしたが、普段の生活にも取り入れたくなるような素敵なセンスが溢れています。
以降、イタリアの風景や黒柳徹子のデッサン、初期の作品と続きます。

ついでと言っては失礼ですが、常設展示も観てきました。以前来た時にも観たムリーリョの「聖カタリナ」は圧巻で、他に曽我蕭白も印象的。しかし今回の注目は古賀春江の「煙火」。シュルレアリスムに居心地の悪い快感(そう、快感です。)といった印象を持っていたのですが、この作品は何処か軟らかい手触り。寂しげでもあるのですが、それを包み込む優しさを感じました。来館された際には、ぜひ常設展も観て下さいね。
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by umekononikki | 2011-05-24 09:05 | 展覧会