展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

今日の芸術

f0149664_9523548.jpg今日の芸術
岡本太郎著

刊行当時、芸術を志す者に競って読まれた本書は、簡略だがオーソドックスな美術史入門でもあり、「謙虚は卑屈」と断罪する日本文化論でもある。しかし何よりも、停滞を嫌い常に前進する画家の人間像が印象に残る、本人による「岡本太郎論」と言える。

そうです。岡本太郎の魅力に憑かれました。
太陽の塔が幼いころから身近にあったため、「太陽の塔=芸術」として私の心に建っていました。生誕100年を記念して著書が再版されたり番組が構成されたりで、「岡本太郎」はどんな人だったのかに迫ろうとしたことがきっかけでした。
さてこの本、岡本太郎の「芸術とはなんぞや」という概念から始まり、果ては日本の美術教育までと幅広い。
太郎の作品の爆発するような直観的な作品イメージとは違い、怜悧な一面がみえます。本書にある通り、芸術に関心が無い人に読んでもらいたいというのも解る内容でした。そもそも多くの人が持っている「芸術」の概念と、太郎の考える概念では大きく違います。あくまで岡本太郎の考えだから、まるごと飲み込むことはしないぞと構えてみましたが無駄でした。お陰で、私が見ていた世界が逆転するくらい価値観が変わりました。
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by umekononikki | 2011-06-03 09:52 |