展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

フェルメールからのラブレター展

f0149664_9275165.jpgフェルメールからのラブレター展
京都市美術館

2011年7月16日(土)祇園祭の山鉾巡行の前日で、最高気温36.7度の酷暑の中、平安神宮前の京都市美術館へ。10時過ぎに到着。時間も早かったせいか、祇園祭で敬遠されたせいか、人は少なめで良かったです。それでもこの日、入場者数が早くも5万人を超えたのだそうです。6月25日から始まったのですから、平均すると1日2千人を超える人たちが来場したのですね。凄いわ。

展覧会は、「日常生活」「家族」「職業」「手紙」の4つのテーマに分けられていました。
日常生活を題材にしたものでは、飾らない日常生活とはいえ「こんなことまで描いちゃうの。」と驚いた作品もありました。解説によると欲望のままに生きることへの戒めとありますが、いつの時代もどこの国でも同じような過ちを犯すものなのだなと、当時を身近に感じました。家族の肖像では、自然なポーズのものから不自然なものまであり、並べてみるととても面白かったです。職業や学術をテーマにした作品では、当時のオランダの勉学に対する熱心さが伝わってきます。また、当時の識字率の高さに繋がり、最後のテーマ「手紙」へとなります。
最後の部屋では今回のメイン、フェルメールの「手紙」に関する3作品が展示されています。「フェルメールからのラブレター展」ではありますが、どれも「ラブレター」を書いたり読んだりしているようには見えなかったなぁ。「手紙を書く女」は明るい黄色の服に、明るすぎる微笑み。「こんな楽しいことがあったの。」と、友人に手紙を書いているよう。「手紙を読む青衣の女」は、妊婦ではありながら愛する夫からの手紙というより、役所からの通知でも読んでいるかのよう。もうすぐ子供が生まれる幸せな生活の、何気ない一場面。「手紙を書く女と召使い」では、急いで知らせなければならないからすぐにこの手紙を届けてと、召使いを待機させているよう。
それらの想像は、描かれている人物の表情やポーズ以外に、窓から差し込む光の違いからも大きく影響されています。黄色い服の少女には、明るい光が、青衣の女性には、子供がお腹にいる満たされた優しい光が、召使いと共にいる女性には、ライトの様なきつめの光があたり、それぞれ違った雰囲気を演出しています。この光の差が非常に面白く、3作品を並べて観れたからこそ!贅沢で大満足の展覧会でした。
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by umekononikki | 2011-07-20 09:28 | 展覧会