展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

悲しみは逆流して河になる

f0149664_10264117.jpg悲しみは逆流して河になる
郭敬明著
泉京鹿訳

上海、現代、悲しいまでにすれ違い続ける幼なじみの二人。中国最強の天才作家、郭敬明が放つ終わりのないジェットコースター・ラブストーリー。現代中国を代表するベストセラー。最も若く、最も才能ある作家の“代表作”。

1983年生まれの若い作家さんだけに軽さは否めないものの、幼馴染の斉銘(チーミン)と易遥(イーヤオ)の二人がどうなるかと引き込まれる物がありました。う~ん、でもなぁ、若い作者が同年代の人たちの為に書きましたって感じの、世代の違う私にはのめり込めない世界観です。もし私が作者と同年代なら、この作品を手元に置いておきたくなるだろうなと。なんだか「文学」を気取れそうな内容ですしね。望まない妊娠や、伝えられない気持ち、嫉妬、いじめ、恵まれない家庭環境など、負の部分が詰め込まれた物語であるにも拘らず、どこか「青春」を感じさせるところは素晴らしい。しかし物語の善し悪しは別にして、やはり「若いなぁ」とつぶやきたくなる内容でした。作家でもない私が生意気を言うならば、もう1本伏線を引いて、ラストに説得力を与えて欲しかったなぁ。安直な感じがしました。所詮は物語というバーチャルな世界なのだから、何でもありって感じが、現代の若者感覚なのでしょうか。いやはや、私も歳をとったということです。
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by umekononikki | 2011-08-01 10:26 |