展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

心星ひとつ―みをつくし料理帖

f0149664_103411.jpg心星ひとつ―みをつくし料理帖
髙田郁著

シリーズ5冊目。丁度この本を購入したころ、「水戸黄門」シリーズが終了するとのニュースを知りました。以前から終了か?と言われていただけに、事実だったのかと残念に思うばかりです。確かに近年の水戸黄門には、どこか人情味が薄くなったような感じがしていました。時代が変わったからなのでしょうか?いえいえ、このみをつくし料理帖シリーズには、そんな人情味が溢れています。水戸黄門と比べるのは乱暴ですが、観ていてホッとする暖かさがこのシリーズにはあります。
しかし近年、水戸黄門に出てくるような安直な悪者が、実社会の中でも目立たなくなりました。理由の無い犯罪や、理解できない犯罪が多く、解決できない闇が社会を覆っているようにも感じます。そんなとらえどころのない犯罪が、黄門様では解決できなくなってきたのかもしれません。
そんな人情あふれるシリーズのはずが、「水戸黄門」の安直な物語になってしまった、今回のシリーズ5冊目。「暖かさ」などと書きましたが、その人情味あふれる「暖かさ」が今回は無かった・・・。あまりの急展開に、ついていけなかった読者は少なくないはず。いつもの美味しそうなお料理も、吹っ飛ぶくらいの驚きの展開でした。お料理も味はもちろん、気持ちも大切なのだと痛切に感じました。いやはや、どうしちゃたのでしょうねぇ。6冊目に期待したいです。
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by umekononikki | 2011-08-30 10:34 |