展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

宇宙舟歌

f0149664_1373229.jpg宇宙舟歌
R.A.ラファティ著
柳下毅一郎訳

偉大なるほら話の語り手、R.A.ラファティの初期長篇作。異星をめぐって奇怪な冒険を繰り広げる、底抜けに楽しい宇宙版「オデュッセイア」。どす黒いユーモアと幻想的なロマンティシズムが炸裂する。

西洋&未来版の妖怪世界を見たような気分。怠惰で残酷でお気軽に描かれる生死観。それでも「間違った方向」へどんどん進む様は愉快でした。これじゃあ何でもありじゃん!と叫んでしまいたくなるほど、何でもありの世界。こうなりゃ、どうにでも好きなようにしてくれと投げやりなまでの解放感!それでもラストは落ち着くところにたどり着き、物語の終焉の寂しさを味わいます。何なのでしょうねぇ、このどうでもよくなるような快感が魅力の物語でした。
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by umekononikki | 2011-11-28 13:07 |