展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

落日燃ゆ

f0149664_1243922.jpg落日燃ゆ
城山三郎著

東京裁判で絞首刑を宣告された七人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理、外相広田弘毅。戦争防止に努めながら、その努力に水をさし続けた軍人たちと共に処刑されるという運命に直面させられた広田。そしてそれを従容として受け入れ一切の弁解をしなかった広田の生涯を、激動の昭和史と重ねながら抑制した筆致で克明にたどる。毎日出版文化賞・吉川英治文学賞受賞。

面白かったです。そして勉強になりました。物語ではあるのでしょうが、広田弘毅の魅力的なこと。そしてこの物語は、日本人として知っておくべきことが詰まっているように思いました。戦後の日本がいかにして造られてきたかの礎となった時期を、もう少し勉強し直さなくてはと反省させられます。それにしても「政治」って恐ろしと感じますね。歴史の流れに翻弄されたというよりも、「政治」という魔物に関わってしまったがために、たどり着いた終着点だったように感じました。多くの命を奪った形容しがたい悲惨な戦争の裏で、このような人物がいたという切り口が興味深かったです。まぁ、実際の広田弘毅には、様々な考察があるようですね。他の本も読んでみたいと思います。
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by umekononikki | 2011-11-29 12:04 |