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by 梅子

広田弘毅 「悲劇の宰相」の実像

f0149664_1325166.jpg広田弘毅
「悲劇の宰相」の実像

服部龍二著

日露戦争後、職業外交官の道を歩み始め、欧米局長・駐ソ大使など要職を歴任した広田弘毅。満州事変以降、混迷を深める一九三〇年代の日本で、外相・首相として、欧米との協調、中国との「提携」を模索する。しかし、二・二六事件以降、高圧的な陸軍と妥協を重ね、また国民に広がる対中国強硬論に流され、泥沼の戦争への道を開いた。東京裁判で唯一文官として死刑に処せられ、同情論が多い政治家・広田の実像に迫る。


城山三郎「落日燃ゆ」に続いて読んでみましたが、興味深く、非常に勉強になりました。確かに「落日燃ゆ」は小説で、現実はあんなにも美しく行く訳が無い。となると、現実はどうであったかが気になるところ。何をなしたかというより、しなければならない時に何も出来なかったようですね。混沌とした時代に、一人の人間が出来る事はこの辺りが限界なのでしょうか。しかし歴史の決定的瞬間に立ち会った政治家として、なすべきことが出来なかった事は、やはり能力の有無に関わらず何らかの刑は逃れられないでしょう。その刑が死刑というのは重すぎ、「悲劇の宰相」と言わせるのにその通りと感じます。さてこうなると、次は「東京裁判」関係の本を読みたくなりました。でも近くの図書館で探してみましたが、初心者向けの内容の本が少ないのよねぇ。年末年始休暇に腰を据えて読んでみようかしら。
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by umekononikki | 2011-12-01 13:02 |