展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

偽りの来歴

f0149664_21395080.jpg偽りの来歴
20世紀最大の絵画詐欺事件
レニー・ソルズベリー、アリー・シジョ著
中山ゆかり訳

たとえ贋作でも、「来歴」さえあれば売買は成立する──そんなレトリックを駆使した詐欺師は、驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震撼させた事件を追うドキュメンタリー。

ノンフィクションなんですねぇ。なんとも複雑な心境です。贋作にそれらしい「来歴」を付けて売買するなんて、許せない事ですが、その才能を他に生かせないものなのかと、ありきたりな感想を持っていしまいます。併せて美術品に対して敬愛もなく、「所持」することに満足を覚える人たちが居ることも悲しいことです。美術品の売買には桁外れの高額なお金が動くうえ、美術品の価値は定規で測れるようなものでもありません。だからこそ多額の利益が生まれ、「来歴」という一つの定規をセットにする必要があるのでしょうね。それにしてもこれだけの詐欺事件が実際にあったとは、ただただ驚くばかりです。ホント、凄すぎる!
それにしても、その真の価値はどこで測ればいいのかと、美術品や芸術品と言われる物に対してのスタンスを考えさせられた本でした。
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by umekononikki | 2011-12-20 21:39 |