展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

シャンタラム

f0149664_2271519.jpgシャンタラム
グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ著
田口俊樹訳

男は武装強盗で20年の懲役刑に服していた。だが白昼に脱獄し、オーストラリアからインドのボンベイへと逃亡。スラムに潜伏し、無資格で住民の診療に当たる。やがて“リン・シャンタラム”と名づけられた彼のまえに現れるのは奴隷市場、臓器銀行、血の組織“サプナ”――。数奇な体験をもとに綴り、全世界のバックパッカーと名だたるハリウッド・セレブを虜にした大著、邦訳成る!

文庫本にして、上、中、下巻の3冊という読み応えのあるボリューム。前半はインドを濃厚に描き出していているのですが、切り口が今までに無い斬新さがあり夢中にさせられます。途中、激しすぎる展開に少し食傷気味なんだけど、読むことをやめられない面白さ。そして何より、日本で平和ボケした私には理解できない世界。そこがたまらなく良かったです。本は自身が経験できない世界へと導いてくれますが、この物語の世界は理解に苦しむ価値観さえも肌に触れるかのように感じることで経験させてくれるところが凄いところです。物語としても、ジャンル分けできない複雑さ。読み終わった今でも、「なんだったんだぁ・・・。」と呆然とさせられるパワー溢れる物語でした。素晴らしい♪♪♪
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by umekononikki | 2012-02-06 22:07 |