展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

短くて恐ろしいフィルの時代

f0149664_21405856.jpg短くて恐ろしいフィルの時代
ジョージ・ソーンダーズ著
岸本佐知子訳

小さな小さな“内ホーナー国”とそれを取り囲む“外ホーナー国”。国境を巡り次第にエスカレートする迫害がいつしか国家の転覆につながって…?!「天才賞」として名高いマッカーサー賞受賞の鬼才ソーンダーズが放つ、前代未聞の“ジェノサイドにまつわるおとぎ話”。

滑稽でありながら笑えないところが、大人向けのおとぎ話。面白かったです。タイトル通りの「短い」フィルの時代。なんだか日本の総理大臣とも重なるかもしれません。フィルのように、あっさりと総理大臣になり、あっさりと辞任に追い込まれるんだから。笑いたいけど笑えないしね。東日本大震災や原発の対応も、お粗末過ぎるところが「恐ろしい」フィルの対応とも重なるし。しかもこればかりは、笑いたくもない上に言葉がでない。政治家や官僚たちはこの「フィル」のように観られていることに気づいているのでしょうか。短く単純な物語りながら、多くを感じ考えさせられた物語でした。
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by umekononikki | 2012-02-09 21:41 |