展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

朗読者

f0149664_1417993.jpg朗読者
ベルンハルト・シュリンクス著
松永美穂訳

15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。

読後に多くを考えさせられる物語。戦争や人が人を裁くということ。相手への理解。そして愛とは。ベストセラーの期待を裏切らない、魅力のある物語でした。
まず、今はやりの年の差の恋愛物語としても楽しめます。日本人の感覚からだと「ぼく」が15歳ってのがなじめないですが、そこは小説。都合の良いように想像してしまえば問題ありません。
そこに突然の別れがやってきます。ここからは一気に読ませてくれました。戦争や裁判、ハンナという女性の生き様。抗うことのできない時代の流れ。長くは無い物語の中に、シンプルに、奥深く、様々な要素が詰め込まれています。面白かったです。
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by umekononikki | 2012-04-07 14:17 |