展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

ペドロ・パラモ

f0149664_14591561.jpgペドロ・パラモ
ファン・ルルフォ著
杉山晃、増田義郎訳

ペドロ・パラモという名の、顔も知らぬ父親を探して「おれ」はコマラに辿りつく。しかしそこは、ひそかなささめきに包まれた死者ばかりの町だった……。生者と死者が混交し、現在と過去が交錯する前衛的な手法によって紛れもないメキシコの現実を描き出し、ラテンアメリカ文学ブームの先駆けとなった古典的名作。

面白かったです。ただし「生者と死者が混交し、現在と過去が交錯する」ために、一度読んだだけでは理解できなかったですが・・・。複雑なジクソーパズルを解いて、出来上がったのがメビウスの輪的な物語でした。読むたびに新たな発見があり、理不尽で死と混ざり合った物語の世界に足を踏み入れるとそこから抜け出せなくなる幻想に酔う快感を覚えました。図書館で借りたので、購入してあと何回か読みたいくらいです。
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by umekononikki | 2012-07-04 14:59 |