展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

ルネサンス   歴史と芸術の物語

f0149664_13204749.jpgルネサンス
歴史と芸術の物語

池上英洋著

ルネサンスとは、15世紀のイタリア・フィレンツェを中心に、 古代ギリシャ・ローマ世界の秩序を規範として古典復興を目指した一大ムーブメントを指す。 しかし、古代の文化が復興した理由、あるいは中世的世界観から脱する流れに至った理由を明確に答えることはできるだろうか。 ルネサンスとは本来、何を意味し、なぜ始まり、なぜ終わったのか――。 皇帝と教皇による「二重権力構造」をもち、圧倒的な存在として人々を支配していた中世キリスト教社会は、いかにして変革していったのか。 美術との関係だけで語られることの多い「ルネサンスという現象」を社会構造の動きの中で読み解き、西洋史の舞台裏を歩く。

分かりやすい図版が多く楽しみながら理解でき、勉強になりました。確かに素人の私は学生時代の歴史の授業での「古典復興」程度の知識しかなく、美術の教科書にはルネサンスの傑作が数点掲載されているだけ。美術の勉強をしたわけではないので、「古典復興」と言われても、試験のためにその言葉だけを覚え、理解なんて程遠いものでした。それでも美術館やテレビや本でルネサンスの作品は知っているものです。しかしそれらは点でしかなく、ようやくここで線になり、面に広がりました。当時の政治、経済、そして人々の生活、絵画だけでなく文学に至るまで幅広く取り上げて解説されています。この本を土台に、ますます掘り下げていけば楽しいだろうと思いました。
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by umekononikki | 2012-07-06 13:21 |