展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

薔薇の名前

f0149664_19451540.jpg薔薇の名前
ウンベルト・エーコ著
河島英昭訳


中世イタリアの修道院で起きた連続殺人事件。事件の秘密は知の宝庫ともいうべき迷宮の図書館にあるらしい。記号論学者エーコがその博学で肉づけした長編歴史ミステリ。全世界で異例の大ベストセラーとなった話題作。

とうとう手にとってしまいました。読み終わることの勿体無さから、これまで読まずに我慢していたのですが、そんな心配は無用でした。1回読んだだけでは、全てを味わいつくすことはできません。だって、難解なんだもん。本当に。
とりあえず読み始めは、単純にミステリーを楽しんでいました。中世の修道院という閉鎖的な空間に、個性的な登場人物たちにと、かなり好みな物語の世界。連続殺人事件の犯人を追って物語りは展開します。しかしミステリーだけに終わらない、歴史、宗教、哲学などなど、物語の枝葉は数限りなく、著者の博識ぶりにため息が出るばかりです。一方で、自身の無識ぶりにため息が。多層的な世界に飲み込まれ、文書館の迷宮に迷う前に、知識と教養の泉に沈められてしまいました。皆様の感想を読んで勉強しなおし、再読したいと思います。
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by umekononikki | 2012-07-09 19:45 |