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by 梅子

救国 超経済外交のススメ

f0149664_22275867.jpg救国 超経済外交のススメ
青山 繁晴 著

いま日本の経済は弱い。外交も弱い。そして、これら二つは別々ではない。関連している。グローバル化が進もうと、企業は究極、無国籍ではありえず、経済の基盤であるエネルギーを確保するのは国の力である。
だからこそ、著者は問う。「日本経済に外交力のバックアップはあるか。デフレに苦しみ続ける日本経済が新天地を切り開けるよう強力にサポートできる外交力を、どうやったらわたしたちは創れるのか」。“外交は外交官の仕事”ではない。官も民もなく、日本国の主人公であるわれわれが、「善意」を外に求めず、自らの連帯に求めること。その連帯のうちに子孫の繁栄を考え、他国と交わす行為すべてが「外交」である。
再び著者は言う、第二次世界大戦における日本の降伏は、軍事力の敗北以前に、外交力の敗北だった。が、それは一度きりの敗北にすぎない。われらが立ち上がる土台としての日本を「求国」し、「キュウコク=救国」を果たすのは、あなたの力しかない。



日本の外交に対する著者の提言。2006年からのコラムを再構築したものです。以前から存じ上げてはいましたが、失業中で関西テレビの夕方の番組「ANCHOR」を見て興味が沸き読んでみました。あの独特の語り口で読んでしまいます。新聞やニュース番組だけでは知ることのできないような、政治の裏側を覗けるところも面白いのですが、やはり著者の理念や哲学が素晴らしい。そして言うだけではなく、その行動力には驚かされます。メディアに出演し様々な提言をされていますが、必ず現場に足を運んでいたり、当事者の話を聞いていたりと、これだけの活動の中でいつの間にこんなところに行ったんだろうと不思議なくらいです。2006年からのコラムということで古い話だなと思いながら読み始めたものの、日本の外交のふがいなさは現在もうんざりするほど変わっていないことに気付かされました。国民としてどのような未来の日本にしたいのか、そんなことを考えさせられた1冊でした。
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by umekononikki | 2012-09-01 22:28 |