展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

近代洋画の開拓者  高橋由一

f0149664_19165381.jpg近代洋画の開拓者
高橋由一

京都国立近代美術館

2012年9月13日、京都の平安神宮前にある京都国立近代美術館へ、あの日本一有名な「鮭」を観にいって来ました。朝晩は過ごし易くなったものの、昼間は蒸し暑く、汗を流しながら美術館へ到着。毎度の事ながら涼しいわ、美術館は!
さて「高橋由一」です。今回の展覧会のポスターやチラシで大きく取り上げられている「鮭」。美術の教科書に載っていたようですが、私はどうにも記憶にありません。どうしてだろう?それは学生時代がはるか昔のこととなってしまったからかもしれません。だって教科書で覚えてるといえば「麗子像」だけなんですもの・・・。どちらかというと「花魁」のほうが、学生時代どこかで観たような感じがします。他に「日本武尊」は、最近、何かと古事記特集記事が多いのでそちらで目にした方も多いのではないでしょうか?
チラシによると、明治維新後に丁髷を落とし「由一」と名乗るところから、近代洋画の父と呼ばれる活躍が始まり、洋画を日本に普及するという使命を果たすべく様々な活動をしたようですね。本場の西洋画を知らず、まさに「和製油画」として日本的な写実を生み出します。確かに展覧会では、浮世絵の構図の大胆さや、静物のモチーフの面白さや意外性、神話を題材にしたりと様々な角度から紹介され、興味深く観ることができました。西洋画と違い、写実なのですがどこか独特の雰囲気があります。そんな中でもやはり「鮭」の写実性は素晴らしかったです。カラー写真を撮ったかのようなリアルな鱗や皮の表現には、目を見張りました。どこかからハエでも飛んできそうなほど!他に「豆腐」は、油絵なのですが、油絵とはまた違った質感が面白かったです。
開拓者という表現がふさわしい、日本人が油画に触れた瞬間と誰に教わるでもない試行錯誤の末に手にした技術の素晴らしさに触れることができました。面白かったです。
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by umekononikki | 2012-09-13 19:17 | 展覧会