展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

人間国宝・江里佐代子の截金

f0149664_2032464.jpg人間国宝・江里佐代子の
截金
香雪美術館

2012年10月4日、阪急・御影駅近くの香雪美術館へ。
まず、江里佐代子さんは1945年京都に生まれ、71年に仏師・江里康慧氏と結婚。2児を出産後、截金をはじめます。2002年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に、最年少の56歳で認定されます。しかし2007年62歳で急逝。人間国宝と聞いて、どれほどすごい人なのだろうと、美術館で頂いたパンフレットに目を通してみると、意外な経歴に驚きました。
そして截金について。金箔・銀箔・プラチナ箔を細く切り、貼り合せて文様を表現する伝統技法。と、書いてしまえば何のことは無いのですが、「細く切り」ってところが並の細さではない上に、コンピューターで描いたかのような規則正しい文様が、そりゃもう並みの人間業じゃないんです。
展覧会では、夫・康慧氏の仏像に施された截金から、香盒、京都迎賓館の欄間等の試作などが展示されていました。ここで「香盒」とは、なんぞや?wikiで調べてみると、「香合(こうごう)とは、香を収納する蓋付きの小さな容器。茶道具の一種であり、また仏具の一種でもある。香蓋とも書かれるが当て字。また合子(ごうす、ごうし)ともいう。」と、いうこと。無知ですみません。f0149664_2034139.jpg
それにしても、永遠を感じる規則正しさの中に色彩と文様の美しさを感じます。いつまでも眺めていたくなるような優しい色合いに、金や銀の硬質なイメージの金属がここまで繊細に優しく、そして表情豊かに姿を変えることができるものかと、ため息が出る思いで見つめてしまいました。
小さい美術館ですが、非常に見ごたえのある内容で楽しめました。お勧めです。
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by umekononikki | 2012-10-04 20:04 | 展覧会