展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

ある女

f0149664_18192335.jpgある女
アニー・エルノー著
堀茂樹訳

本書は、あらゆる女の物語、母を失ったあらゆる娘の物語、時とともに力が衰えていくあらゆる女家長の物語、がむしゃらに人生を突っ走ってきたが、ある時ふと手綱を緩めてしまうあらゆる寡婦の物語である。

単純に、母を亡くした女性が、母の人生を振り返るだけの物語。ところがこれが、国や世代を超えて、娘として共感できる部分があるのだなと関心させられながら読み始めました。そんな母も、娘が語る人生の中でも老い始めてきます。ここからは、人が老いるということの刹那さに胸を突かれました。短いながらも、心に響く内容でした。
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by umekononikki | 2012-11-08 18:19 |