罪と罰
2012年 11月 18日
罪と罰
ドフトエフスキー著
米川正夫訳
鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論のもとに、強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に来合せたその妹まで殺してしまう。この予期しなかった第二の殺人が、ラスコーリニコフの心に重くのしかかり、彼は罪の意識におびえるみじめな自分を発見しなければならなかった。
家の掃除をしていて押入れの奥から出てきた本のうちの1冊。ドフトエフスキーは「カラマーゾフの兄弟」以外は読んでないんですよね。学生時代に読了するまでが辛かった記憶に、他の作品を読もうとする気がおきませんでした。今回も辛かった・・・。とにかく読んでて辛い・・・。まぁ、タイトルが「罪と罰」なんですから、苦悩に満ちた内容であることは間違いないのです。そして、多くを考えさせられるのです。犯してしまった罪は、償うことができるのでしょうか。どんな罰が相当なのでしょうか。強欲非道な高利貸しの老婆なのですから、殺したのがラスコリーニコフでなければ、罪に対してここまで苦しむことは無かったかもしれません。そもそも罪とは、人々の心の奥底に潜む、その気持ちなのかもしれません。
画像は、ディミトリー・スヴェトザロフ監督の映画の「罪と罰(2007年/ロシア)」より。
ドフトエフスキー著
米川正夫訳
鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論のもとに、強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に来合せたその妹まで殺してしまう。この予期しなかった第二の殺人が、ラスコーリニコフの心に重くのしかかり、彼は罪の意識におびえるみじめな自分を発見しなければならなかった。
家の掃除をしていて押入れの奥から出てきた本のうちの1冊。ドフトエフスキーは「カラマーゾフの兄弟」以外は読んでないんですよね。学生時代に読了するまでが辛かった記憶に、他の作品を読もうとする気がおきませんでした。今回も辛かった・・・。とにかく読んでて辛い・・・。まぁ、タイトルが「罪と罰」なんですから、苦悩に満ちた内容であることは間違いないのです。そして、多くを考えさせられるのです。犯してしまった罪は、償うことができるのでしょうか。どんな罰が相当なのでしょうか。強欲非道な高利貸しの老婆なのですから、殺したのがラスコリーニコフでなければ、罪に対してここまで苦しむことは無かったかもしれません。そもそも罪とは、人々の心の奥底に潜む、その気持ちなのかもしれません。
画像は、ディミトリー・スヴェトザロフ監督の映画の「罪と罰(2007年/ロシア)」より。
by umekononikki
| 2012-11-18 23:09
| 本