展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

続・悩む力

f0149664_229160.jpg続・悩む力
姜尚中著

これまでの幸福像とはどのようなものだったか? 食べるに困らない収入、伴侶と何人かの子供、健康、老後のたくわえ――。それら既存の「幸福像」は、今まさに瓦礫へと化した。しかも、3・11後、神仏はおろか、現代社会の宗教とも言える科学への不信も極まり、寄る辺ない私たちの孤立はさらに深まった。ある意味、第二次大戦後よりも憂鬱なこの時代のただ中で、私たちがふたたび、幸福の感情に浸ることなど、果たして可能なのだろうか? そのヒントは、夏目漱石の100年前の予言と、「二度生まれ」というキーワードにこそある!
悩み抜いた末でなければ見いだすことのできない大切なものを、漱石、ウェーバー、ウィリアム・ジェイムズなど、偉大な先人たちの言葉を通して掴み取る。90万部のベストセラー『悩む力』の待望の続編!


漱石とウェーバーは前作では新鮮でしたが、今回こうも繰り返されるとねぇ。内容もつまらないことはないですが、前作ほど納得できるものではありませんでした。「悩む力」のタイトルから少しはなれ、本書の紹介にもあるように「幸福」について論じられている部分が多かったように思います。前作は筆者がいつまでもずるずると悩みの坩堝にははまり、長い長い悩みまくりの生活からある種の回答を得ることに勇気付けられました。しかしそんな悩みの坩堝から這い上がった後は、こうも全てに結論ありきのような展開になってしまうものかというような雰囲気でした。同意できる部分や、感心させられる部分はありましたが、これも一つの意見程度と割り切ったスタンスで読了しました。
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by umekononikki | 2012-11-19 22:09 |