展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

コレラの時代の愛

f0149664_16454358.jpgコレラの時代の愛
ガブリエル・ガルシア=マルケス著
木村榮一訳

夫を不慮の事故で亡くしたばかりの女は72歳。彼女への思いを胸に、独身を守ってきたという男は76歳。ついにその夜、男は女に愛を告げた。困惑と不安、記憶と期待がさまざまに交錯する二人を乗せた蒸気船が、コロンビアの大河をただよい始めた時…。内戦が疫病のように猖獗した時代を背景に、悠然とくり広げられる、愛の真実の物語。1985年発表。

お見事!50年以上も一人の女性を思い続けるとんでもない話を、よくぞここまで昇華したものだと、読後に大きく息をつきました。50年間思い続けてきた女性に会いに来た男性の登場から、二人の過去へと物語りは遡ります。二人が全く別々の人生を歩む間の、繊細で説明のつかない男女の関係を見事に表現し、再び二人の人生が交差するまでを一気に読ませてしまうほどの壮大な物語にしてしまうんだから凄いですよね。これも一つの純愛物語かと思うと、若者の青臭い恋愛物語なんて読んでられなくなりそう・・・。そんじょそこらの恋愛物語に物足りなさを感じたら、ぜひ手にとって欲しい1冊ですね。いやー、面白かったです。
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by umekononikki | 2012-12-13 16:46 |