展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

いちばんここに似合う人

f0149664_1833248.jpgいちばんここに似合う人
ミランダ・ジュライ著
岸本佐知子訳

孤独な魂たちが束の間放つ生の火花を、切なく鮮やかに写し取った16の物語。
水が一滴もない土地で、老人たちに洗面器一つで水泳を教えようとする娘(「水泳チーム」)。英国のウィリアム王子をめぐる妄想で頭がはちきれそうな中年女(「マジェスティ」)。会ったこともない友人の妹に、本気で恋焦がれる老人(「妹」)―。孤独な魂たちが束の間放つ生の火花を、切なく鮮やかに写し取る、16の物語。カンヌ映画祭で新人賞を受賞した女性監督による、初めての小説集。フランク・オコナー国際短篇賞受賞作。


孤独とか疎外感に満ち溢れ、人間って結局は孤独な生き物なんだと、寂しさに酔いしれる気分になりました。そもそも自分が自分自身のことを理解しているかといえば、そうでもなかったりするんだから・・・。孤独は、社会からの疎外感だけでなく、自分が自分に抱くものもありますよね。上手くいえませんが、体や心や理性や行動などなど、自身の全てが上手く統制を取れた状態ではなくなったときなどがそうかもしれません。そんな何かに裏切られたような喪失感と、突き刺さるような孤独のファンタジーの世界って感じを受けました。「水泳チーム」「妹」「十の本当のこと」「モン・プレージュ」「あざ」が好み。面白かったです。
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by umekononikki | 2013-01-18 18:34 |