展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

青い脂

f0149664_2258589.jpg青い脂
ウラジーミル・ソローキン著
望月哲男、松下隆志訳

2068年、雪に埋もれた東シベリアの遺伝子研究所。トルストイ4号、ドストエフスキー2号、ナボコフ7号など、7体の文学クローンが作品を執筆したのち体内に蓄積される不思議な物質「青脂」。母なるロシアの大地と交合する謎の教団がタイムマシンでこの物質を送りこんだのは、スターリンとヒトラーがヨーロッパを二分する1954年のモスクワだった。スターリン、フルシチョフ、ベリヤ、アフマートワ、マンデリシュターム、ブロツキー、ヒトラー、ヘス、ゲーリング、リーフェンシュタール…。20世紀の巨頭たちが「青脂」をめぐって繰りひろげる大争奪戦。マルチセックス、拷問、ドラッグ、正体不明な造語が詰めこまれた奇想天外な物語は、やがてオーバーザルツベルクのヒトラーの牙城で究極の大団円を迎えることとなる。現代文学の怪物ソローキンの代表作、ついに翻訳刊行。

ああ、ああ、やっとの思いで読了。これに感想を書けって言われても、すぐには言葉が見つかりません。例えば、出鱈目な絵でもいいからと白い紙を渡され、何も見ずに出鱈目な絵を描くほど、頭を抱えることは無いような。そんな出鱈目な荒唐無稽な世界、しかもエログロな演出で、見事に完成された物語に拍手。しかし読み終わっても、この本の魅力を十分には理解でできていません。だってあまりに物語が突飛過ぎて、私のキャパシティーを越える無茶苦茶な世界だったんですもの。で、面白くなかったかって?そりゃ、・・・。面白いとかつまらないを飛び越えて、この世界を味わうことに必死になるほど、既成の評価でな収まらない領域であることには間違いありません。人には進められません。あくまで興味がある方は自己責任で読んでください。
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by umekononikki | 2013-01-29 22:59 |