展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

カテゴリ:展覧会( 103 )

名和晃平個展

f0149664_1921014.jpg名和晃平個展
阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー

2012年12月3日、阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリーへ行ってきました。杮落し展覧会ということで、期待が高まります。料金は一般1,000円ですが、ペルソナカード等の提示で800円となりました。
入り口から展示室の壁も何気に「シマシマだぁ~。」なんて、ぼんやり眺めていたらこれも作品だったのですね。その展示室はそれほど広くない(どちらかというと狭いですね。)中に、所狭しと言った感じで作品が並べられています。作品と作品の間を、作品に引っかからないようにすり抜けながら鑑賞しました。なんだか、作品にこんなに接近してもいいのかなと、こちらが気を使ってしまうほどです。肝心の作品ですが、ビーズや発砲ポリウレタン、シリコーンオイルなどの流動的な素材で表現されています。と、書いてはみたものの、チラシからの抜粋です。無機質なのですが、泡のように今にも膨らみそうだったり、ぐにゃりと形を変形させそうだったりといった動きが感じられるところが面白かったです。
残念ながら「アートステージ」の展示は昨日まで出終了しており、ボリューム的に物足りなさを感じました。次回は「ホキ美術館名品展」。これは楽しみ♪
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by umekononikki | 2012-12-03 19:02 | 展覧会

山口晃展

f0149664_19262584.jpg平等院養林庵書院 襖絵奉納記念
山口晃展
~山口晃と申します 老若男女ご覧あれ~
美術館「えき」KYOTO

2012年11月14日、そうだ、京都へ行こうと、JR京都伊勢丹へ。平等院養林庵書院の襖絵奉納記念の山口晃展です。作品集や本を出されているので、書店では何度も眼にしているのですが、ナマで観るのは今回が初めて。楽しみ~と、足取り軽く会場へ。平日のお昼時とあってか、人は少なめ。芸の細かい作品が多いので、かぶりつきで観たかったんですよね。大きな作品も離れてみれば迫力の画面なのですが、近づいてよぉ~く観ると笑っちゃう要素あり、描写の細かさに関心もさせられ、1枚で2度美味しさを味わいました。戦国武将に混じり現代人がいたり、馬かと思うと機械だったりと、違和感無く大真面目でユーモラスに表現した世界に魅了されました。五木寛之作「親鸞」の挿絵も物語は読んでいないのですが、場面の緊迫感や迫力などを小さな画面でここまで魅せられると、「親鸞」読んでみようかなという気にさせられます。そんな大真面目な挿絵の中にも笑える作品もあり、思わず美術館にいることを忘れ笑顔で作品を観ていました。そう、美術館に難しい顔で観る芸術とは違った、笑いながら楽しみながら観ることのできる展覧会でした。
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by umekononikki | 2012-11-14 19:26 | 展覧会

現代絵画のいま

f0149664_18511766.jpgキュレーターからのメッセージ2012
現代絵画のいま
兵庫県立美術館

2012年11月9日、朝晩は冷え込むものの昼間はぽかぽか陽気の中、兵庫県立美術館へ。この展覧会のチケットは、前回「バーン=ジョーンズ展」の時、「次回のチケットを差し上げてます。」と無料で頂いたのものです。内心「なんて太っ腹なんだろう!」と感心しながら、ありがたく、今回の展覧会を拝見させていただきました。
肝心の内容は、楽しいっ。タダ券だと思うと、なおさら楽しいっ。印象的だったのは、会場に入ってすぐの居城純子氏と渡辺さとし氏の作品。絵の具の塗られていない箇所が見事な居城氏の作品と、ドット柄が好きな私としては最高にはまった渡辺氏の作品。思わずもって帰りたくなりました。ドット最高!映像作品の大崎のぶゆき氏の作品も、見入ってしまいました。関西人のせっかちさからか、映像作品ってどうもじれったくって我慢できないのですが、壁紙の柄が溶けてゆくだけの世界に見とれてしまいました。それも単純に白と黒の世界。白地の壁に黒い模様。その黒の模様が溶けていく、しかもゆっくりと・・・。その濃厚な溶け方が妙にツボで、しばらく見とれてしまったのです。
現代社会には様々な表現のためのツールがあります。紙やキャンバスに絵の具というオーソドックスなものから、コンピューターを駆使したものまで、表現の方法自体を模索するところから、表現は始まっているのだなと感じました。そして何より表現することが楽しくってしょうがないといった、作者の感情が伝わってくるような勢いがありました。
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by umekononikki | 2012-11-09 18:51 | 展覧会
f0149664_1643027.jpg特別展 北斎
-風景・美人・奇想-

大阪市立美術館

2012年10月31日、天王寺公園内の大阪市立美術館へ「北斎」を観にいって来ました。今年に入ってから「北斎」関連の展覧会は、美術館「えき」KYOTOと京都文化博物館に続き3度目。いくら北斎が画狂老人で多くの作品を残したとはいえ、もうそれほど見ごたえのある作品は無いだろうと期待せずに足を運びました。が、流石北斎!私的には、これまでの人生で観た北斎を総括したような充実の内容でした。斬新な風景画はもちろん、美人画、とりわけ肉筆画は見ごたえがありました。ユーモラスな作品も多く、漫画を見るような感覚で楽しめました。中でも印象的だったのが「ナマコ」。2匹のナマコが扇子の中央に鎮座している作品。これが絵になるんだから、感心するやらおかしいやら。若いころ海に潜ったら必ず海底に無数のナマコがいましたが、これを絵にしようなんてどこをどうしたって思いもよらなかったわ。因みに海底のナマコを頭に乗せて「ちょんまげ」、なぁんてやってたんだから、あのころは若かった・・・。話がそれましたね。この展覧会の最後には、北斎最晩年の作品「富士越龍図」があります。亡くなる3ヶ月ほど前に描かれた、ほぼ絶筆に近い作品だろうといわれています。そう言われると、なんだか北斎の人生の終焉を表したかのように思えて、感慨深く見入ってしまいました。
それにしても浮世絵の展覧会って、細かい表現に展示作品数も多く、いつもスニーカーに斜め賭けバッグと楽な格好で行くのですが、それでも疲れるんですよね。この日も帰りに新しくなった梅田の阪急百貨店に寄りましたが、用事を済ませすぐに帰りました。日を改めて、じっくり買い物に行こうっと♪(←買い物大好きなんです♪まぁ、嫌いな人は少ないか。)
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by umekononikki | 2012-10-31 16:42 | 展覧会
f0149664_16301397.jpg細見美術館アートキャンパス2012
-日本美術の見方 いきもの編-

細見美術館

2012年10月11日、京都市美術館で「大エルミタージュ美術館展」を観た後、細見美術館へ足を運びました。
「アートキャンパス2012」では、いきものに焦点を当てた展示内容。館内に入ればいきなり伊藤若冲の鶏が!しかもこの展示室には私一人!かぶりつきで作品を観ても、誰の邪魔にもならないうれしさ。掛け軸に屏風に扇子、釜に着物と、時には主役として堂々と、時には隠れるようにひっそりと表現されています。写実的だったり、キャラクターのようにデフォルメされていたりと、いきものだけを追っていくという新鮮な視点で作品を通してみると、また新たな発見ができました。
いつも思うのですが、簡単な線や面だけで植物や動物を表現できる日本美術を見ていると、「なぁんだ、こう描けばいいのか!」と自分でも描けそうな気分になりませんか?甥っ子と行った、大阪・池田のインスタントラーメン発明記念館。カップヌードルのカップにイラストを描く時に、そういえばこの間見た作品をまねてみようと、いざマジック片手に悪戦苦闘するも、出来上がりはひどいもの。甥っ子のほうが魅力的な作品に仕上がっていました。

細見美術館は、京都市美術館または京都国立近代美術館の観覧券の提示で、団体料金で入館できます。是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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by umekononikki | 2012-10-12 16:30 | 展覧会
f0149664_19122226.jpg大エルミタージュ美術館展
世紀の顔・西欧絵画の400年

京都市美術館

2012年10月11日、天気予報では曇りで所によっては雨、最高気温が23度。秋だなと思いつつ上着を着て出かけたのが間違いでした。曇りどころか、かなり良いお天気。上着はすっかりお荷物となりました。
さて、京都市美術館で行われている「大エルミタージュ美術館展」。昨年は震災の影響で、おなじロシアのプーシキン美術館展が中止となり残念に思っていたので、今回は10日から開催のため翌日の今日11日に出かける段取りをつけました。内容は、16世紀から20世紀まで時代を追った展示となっています。そして「ロシア人ってこんな絵が好きなんだねぇ~。」と思いながら鑑賞しました。会場に入るとまず出迎えてくれるのは、ティツィアーノの「祝福するキリスト」。あくまで素人の感想で申し訳ないのですが、これがおおよそ祝福されているようには見えないんだなぁ。はっはっはっはっはっ!それでもルネサンスのダイナミックな作品には圧倒されました。そしてバロック、ロココと新古典主義と続くのですが、ピエール=ナルシス・ゲラン「モルフェウスとイリス」は、アンドロイドの様な肉体表現が印象的。当時の風俗を伺わせる作品も、思わず近づいて見入ってしまうほどの面白さ。ルブランの「自画像」は、以前NHKの日曜美術館でも紹介されたいた作品で、実物を観てちょっとうれしくなります。確かにこの人に肖像画を任せたら、さぞ美人にデフォルメしてくれそう!19世紀以降の作品になると私でも知っている画家の名前のオンパレードで、なんだか妙な安心感を覚えます。ドラクロワにコロー、モネ、シスレーなどなど。印象的だったのは、セザンヌ「カーテンのある静物」。リンゴばっかり描いていた画家かと思いきや、これはオレンジじゃないっ!と、そんなところに関心したわけではないのですが、不安定と安定の混在のバランスが絶妙でした。そして最後には巨大な作品、アンリ・マティス「赤い部屋」が!確かに真っ赤な部屋ですが、やはりこの画家は私の理解を超えていることを改めて感じさせてくれました。この作品の魅力はどこなの?誰か教えて~。
と、何はともあれ見ごたえのある展覧会でした。恐るべしロシア。
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by umekononikki | 2012-10-11 19:12 | 展覧会
f0149664_1945522.jpgマウリッツハイス美術館展
オランダ・フランドル絵画の至宝

神戸市立博物館

2012年10月4日、三宮の神戸市立博物館へ。フェルメールの「真珠の耳飾の少女」で混雑が予想されたので、会期の早い時期の平日、しかも昼食時期の正午ごろを狙ってみました。これが良かったのかどうかは分かりませんが、「真珠の耳飾の少女」の前には短い列があっただけで、並んだというほど待たされずに観ることができました。それでも普段の展覧会に比べ混雑していました。
内容ですが、印象的だったのはレンブラント!(すみません。「真珠の耳飾の少女」じゃなくて・・・。)20代に描いた作品と、晩年(60歳位かな。)に描いた作品の対比ができて面白かったです。他に、フランダースの犬で有名なルーベンスの「聖母被昇天(下絵)」や肖像画、アンソニー・ヴァン・ダイクの肖像画も印象的でした。
そういえば「真珠の耳飾の少女」って、大阪市立美術館で観たよなぁと思い調べてみると、やはり2000年に来てましたね。あの時は確かに見入ってしまいましたが、他の作品も美しいものが多く、初めて観た時ほどの印象深さは無かったものの、やはりその眼差しは綺麗でした。東京ではかなりの混雑振りだったようですね。神戸も会期末になると混雑するのではないでしょうか。早めにお出かけになったほうがいいかもしれませんね。
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by umekononikki | 2012-10-06 19:46 | 展覧会
f0149664_2032464.jpg人間国宝・江里佐代子の
截金
香雪美術館

2012年10月4日、阪急・御影駅近くの香雪美術館へ。
まず、江里佐代子さんは1945年京都に生まれ、71年に仏師・江里康慧氏と結婚。2児を出産後、截金をはじめます。2002年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に、最年少の56歳で認定されます。しかし2007年62歳で急逝。人間国宝と聞いて、どれほどすごい人なのだろうと、美術館で頂いたパンフレットに目を通してみると、意外な経歴に驚きました。
そして截金について。金箔・銀箔・プラチナ箔を細く切り、貼り合せて文様を表現する伝統技法。と、書いてしまえば何のことは無いのですが、「細く切り」ってところが並の細さではない上に、コンピューターで描いたかのような規則正しい文様が、そりゃもう並みの人間業じゃないんです。
展覧会では、夫・康慧氏の仏像に施された截金から、香盒、京都迎賓館の欄間等の試作などが展示されていました。ここで「香盒」とは、なんぞや?wikiで調べてみると、「香合(こうごう)とは、香を収納する蓋付きの小さな容器。茶道具の一種であり、また仏具の一種でもある。香蓋とも書かれるが当て字。また合子(ごうす、ごうし)ともいう。」と、いうこと。無知ですみません。f0149664_2034139.jpg
それにしても、永遠を感じる規則正しさの中に色彩と文様の美しさを感じます。いつまでも眺めていたくなるような優しい色合いに、金や銀の硬質なイメージの金属がここまで繊細に優しく、そして表情豊かに姿を変えることができるものかと、ため息が出る思いで見つめてしまいました。
小さい美術館ですが、非常に見ごたえのある内容で楽しめました。お勧めです。
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by umekononikki | 2012-10-04 20:04 | 展覧会

ウクライナの至宝

f0149664_18465256.jpgウクライナの至宝
スキタイ黄金美術の煌めき

大阪歴史博物館

2012年9月20日、久しぶりにNHK大阪放送局の隣にある大阪歴史博物館へ。2010年「聖地チベット ―ポラタ宮と天空の至宝―」以来です。あの黄金に煌めくエロティックな仏像の衝撃が忘れられません。さて今回の特別展も「黄金美術の煌めき」とあったので、一瞬「チベット」が頭をよぎりましたが、舞台はウクライナです。1991年ソビエト連邦崩壊に伴い建国。黒海を挟んでトルコの向かい側の国です。首都はキエフでボルシチというスープ料理が有名ですね。
そして展示物の時代がすごいんです。紀元前8世紀から始まり、18世紀末までずらーっと並べちゃいました。日本と比べると、紀元前8世紀といえば縄文時代。いやはやため息が出ます。展示物の中心はスキタイ時代の紀元前4~5世紀が多かったかな。騎馬遊牧民なだけに、馬具や剣が印象的でした。様々な動物の意匠がシンプルながらも写実的に施され、素直に美しいと感じました。黄金で豪華なんだけど、淡白な表現で誰が見ても綺麗と感じると思います。個人的に圧巻だったのは、ポスターにもなった剣や弓矢入れではなく硬貨!紀元前の硬貨がズラズラズラーと40枚ほど並べられていました。これは見ていて楽しかったです。
地域的にこの辺りって意外と紹介されませんよね。トルコやギリシャ、エジプト、ローマ帝国などはテレビでも雑誌でも、こういった展覧会でもよく取り上げられるのに対し、珍しいのではないでしょうか。トルコやヨーロッパの国々より、春に観た「契丹」と通じるところがあるなと感じました。
展示品の解説も親切で面白く、予備知識が無くても十二分に楽しめる内容でした。そもそも私も「キエフ」といえば「バレエ」位の無知な状態で観に行き楽しめたのですから!
写真は隣がNHK大阪放送局ということで「梅ちゃん先生」のポスターと共に。
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by umekononikki | 2012-09-21 18:47 | 展覧会
f0149664_19255899.jpg沖縄復帰40周年記念
紅型
琉球王朝のいろとかたち

大阪市立美術館

2012年9月20日、天王寺にある大阪市立美術館へ。「紅型」と併せて平常展「中国彫刻」「日本工芸-金工・陶磁-」「たっぷり見たい屏風絵」を観てきました。
紅型といっても、二十歳で着た振袖が紅型だったなぁ位の知識しかありません。そもそも「琉球王朝」といわれて思い出すのは、先日読んだ「誰も語れなかった沖縄の真実(惠隆之介著)」と、超マイナスなイメージ・・・。すみません。
wikiで軽く調べてみました。
琉球王国(りゅうきゅうおうこく)は、1429年から1879年にかけて沖縄本島を中心に存在した王国。小さな離島の集合で、総人口17万に満たない小さな王国でしたが、東シナ海の地の利を生かした中継貿易で大きな役割を果たしていました。明及びその領土を継承した清の冊封を受けていましたが、1609年に日本の薩摩藩の侵攻を受けて以後は、薩摩藩による実質的な支配下に入入ります。中国大陸、日本の文化の影響を受けつつ、交易で流入する南方文化の影響も受けた独自の文化を築き上げたということです。
まさに南国のアロハと着物をミックスしたようにもみえる紅型の意匠です。展示のほとんどが衣装で、王国の崩壊と共に本土のコレクターや研究者の手に渡ったものも少なくありません。それにしても色自体と色の組み合わせが素晴らしく、一つの色をとっても独特な上に、意外すぎる色の組み合わせに目を見張るばかりです。洋服でこれをやったら絶対にやりすぎちゃいましたってことになるのでしょうが、こと紅型にはこれを吸収できるだけの意匠があります。一つの世界にまとめ上げてしまうのですから素晴らしいですよね。
そして平常展。こちらもなかなかの見ごたえ!正直なところ「中国彫刻」は私の理解の外にあり、なんとコメントしたらよいのやら分かりません。ただ、面長の仏様たちに、長い長い歴史と多くの人が祈ったであろう気持ちの重みを創造すると、そこに宇宙の様な無限が存在するかのようにも感じました。「日本工芸-金工・陶磁-」では、なんと言っても鍋島ですね。好きなんですよ。採算度外視で作られたその意匠は斬新で、いつもレプリカ作ってくれたら買うのになぁと考えちゃいます。「たっぷり見たい屏風絵」では、そのタイトル通り大きな屏風絵を満喫しました。狩野派に長谷川等伯と三男宗也など、当時の風俗が分かる作品から龍や虎といった迫力のあるものまで「たっぷり」楽しませて頂きました。
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by umekononikki | 2012-09-20 19:26 | 展覧会