展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

カテゴリ:展覧会( 103 )

f0149664_16162739.jpg開館15周年記念
輝ける皇妃 エリザベート展

美術館「えき」京都(JR京都伊勢丹7F)

JR京都伊勢丹って、15周年記念なんですねぇ。もうそんなになりますか?早いものです。
2012年9月13日、京都国立近代美術館を後に、JR京都伊勢丹の美術館「えき」京都へ。
チラシによると、数奇な運命に翻弄されたオーストラリア皇妃エリザベート。16歳にして名門ハプスブルク家の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に嫁ぐものの馴染めず、美と自由を追い続け贅の限りを尽くします。晩年は宮廷を離れ孤独な旅の果てにテロリストに暗殺されてしまいます。そんな皇妃エリザベートの「星の髪飾り」が日本初公開されていました。以前、ハプスブルク家の展覧会でヴィンターハルターの描いた肖像画は観たことがあるはず・・・。(記憶が定かではない・・・。確か京都国立博物館で観たと思うんだけどなぁ。)その肖像画にも書き込まれた「星の髪飾り」です。う~ん、確かに絵と同じ。この展覧会、とにかくお宝がザクザクな内容。この髪飾りにたどり着くまでに、宝飾品に家具、ドレスと贅沢な品物ばかりを見てきたので、案外小さな髪飾りでは、もう驚かない状態でした。それほどエリザベートは贅を尽くしたのね。うらやましいわ。「ベルサイユのばら」の池田理代子の世界をそのまま現実にしたような、女性ならため息が出るくらいの華麗な世界を感じました。
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by umekononikki | 2012-09-14 16:17 | 展覧会
f0149664_19165381.jpg近代洋画の開拓者
高橋由一

京都国立近代美術館

2012年9月13日、京都の平安神宮前にある京都国立近代美術館へ、あの日本一有名な「鮭」を観にいって来ました。朝晩は過ごし易くなったものの、昼間は蒸し暑く、汗を流しながら美術館へ到着。毎度の事ながら涼しいわ、美術館は!
さて「高橋由一」です。今回の展覧会のポスターやチラシで大きく取り上げられている「鮭」。美術の教科書に載っていたようですが、私はどうにも記憶にありません。どうしてだろう?それは学生時代がはるか昔のこととなってしまったからかもしれません。だって教科書で覚えてるといえば「麗子像」だけなんですもの・・・。どちらかというと「花魁」のほうが、学生時代どこかで観たような感じがします。他に「日本武尊」は、最近、何かと古事記特集記事が多いのでそちらで目にした方も多いのではないでしょうか?
チラシによると、明治維新後に丁髷を落とし「由一」と名乗るところから、近代洋画の父と呼ばれる活躍が始まり、洋画を日本に普及するという使命を果たすべく様々な活動をしたようですね。本場の西洋画を知らず、まさに「和製油画」として日本的な写実を生み出します。確かに展覧会では、浮世絵の構図の大胆さや、静物のモチーフの面白さや意外性、神話を題材にしたりと様々な角度から紹介され、興味深く観ることができました。西洋画と違い、写実なのですがどこか独特の雰囲気があります。そんな中でもやはり「鮭」の写実性は素晴らしかったです。カラー写真を撮ったかのようなリアルな鱗や皮の表現には、目を見張りました。どこかからハエでも飛んできそうなほど!他に「豆腐」は、油絵なのですが、油絵とはまた違った質感が面白かったです。
開拓者という表現がふさわしい、日本人が油画に触れた瞬間と誰に教わるでもない試行錯誤の末に手にした技術の素晴らしさに触れることができました。面白かったです。
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by umekononikki | 2012-09-13 19:17 | 展覧会

バーン=ジョーンズ展

f0149664_19123782.jpgバーン=ジョーンズ展
-英国19世紀末に咲いた華-

兵庫県立美術館

2012年9月4日、曇り空の蒸し暑い中、阪急王子公園駅から兵庫県立美術館まで汗だくになって歩きましたよ。本当に蒸し暑かった。美術館は涼しいと分かっているから耐えられたものの、帰りは阪神電車で帰ろうかしらと思ったくらい。(結局、美術館で涼んだら、阪急王子公園駅まで歩く元気が出ました。)
いや~、美術館は涼しかった!いえいえ、展覧会の内容ですね。いや~、外の暑さを忘れるくらい美しかった。エドワード・バーン=ジョーンズは19世紀末のラファエル前派のイギリスの画家。神話や物語の世界を、耽美に描き出しています。何も考えず「うっとり」と眺めていたい気分にさせられます。
印象的だったのが「眠り姫」。身も心もこの世には無く、眠りの深淵にある様がたまらなく魅力的。彼女たちの眠りの先に見えている世界は、果たして天国なのか地獄なのか。満たされた世界なのか、無の世界なのか。何もかも飲み込んでしまうほどの、深い深い眠りの世界を感じます。
ほかに「ピグマリオン」の連作も、心の中の憂いが美しく描かれ好みでした。習作や書籍、タペストリーと、様々な角度からバーン=ジョーンズに迫ったこれほどの規模の展覧会は日本では初めてだそうですね。芸術の秋にふさわしく、ただただその美しさを眺める贅沢な時間を過ごすことができました。
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by umekononikki | 2012-09-04 19:12 | 展覧会
f0149664_11354286.jpg世界遺産 ヴェネツィア展
魅惑の芸術 千年の都

京都文化博物館

2012年7月31日(火)、連日35度以上の酷暑の中、京都の三条御池にある京都文化博物館へ。阪急・烏丸駅から徒歩で10分ほど。天気予報では京都の最高気温は37度。体温より高いじゃんと思っていたら、この日は台風の影響か風が強くて予想よりマシだったような気がします。毎度のことながら、節電の夏とはいえ博物館は涼しいっ!
そんなわけで、展覧会の感想です。現代ではイタリアの都市として、ローマもフィレンツェもヴェネツィアも同じ国でまとまっちゃって、私の中では同じライン上にありましたが大違いでした。確かに昔読んだ塩野七生さんの「海の都の物語」でヴェネツィア共和国の物語では、独自の発展を遂げた一つの国家だったわねと、遠い記憶を手繰り寄せてみたり・・・。ガレー船の模型や絵画、地球儀や貴族の衣装などなど、豪華でヴェネツィア独特の雰囲気を満喫できました。
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by umekononikki | 2012-08-01 11:35 | 展覧会

久保 修 切り絵の世界展

f0149664_9381348.jpg画業40周年記念 久保 修 切り絵の世界展
~紙のジャポニスム~

ジェイアール京都伊勢丹
7F 美術館「えき」KYOTO

2012年7月10日(火)、京都国立近代美術館で「KATAGAMI Style」を観た後、JR京都伊勢丹へ足を延ばしました。私の行くタイミングが悪いのか、いつ行っても混んでいる印象のある美術館。いえいえ、展覧会の内容が良いのと、なんといっても料金が安い!今回もICOCAで決済すると500円でした。
さて、作品は記念切手では観たことがありましたが、実際の作品はこれが初めて。切手以外にも朝日新聞等に掲載されていたりと、これまで知らないうちに眼にしていたのかもしれません。実際の作品は迫力があり、やはり印刷されたものとは違い見ごたえがあります。。従来の切り絵のイメージを一新した作品は、一体どうなっているの?と、画面に近づいて確認したくなります。「型紙」を観た後だったので、その繊細さや斬新さは、やっぱり日本人で良かったと感動してしまいます。大げさかもしれませんが、政治や経済で行き詰まりを感じる中、日本人として世界に胸を張れることがまだまだあるのだと元気が出ます。作品は日本の風景や食べ物、そして世界の風景までもが、およそ切り絵とは思えないような雰囲気を出しています。いやー、面白かったです♪
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by umekononikki | 2012-07-12 09:38 | 展覧会
f0149664_15255972.jpgKATAGAMI Style ― もうひとつのジャポニスム
京都国立近代美術館

2012年7月10日(火)、京都の平安神宮前の京都国立近代美術館へ「KATAGAMI Style」を観にいって来ました。いや~、いつもながらにこの時期の京都の蒸し暑さといったら、独特のものがあります。この日も梅雨の晴れ間で、暑かっただけでなく蒸しました。しかしその分美術館はオアシスのよう。展覧会の内容より、空調の効いた館内に嬉しくなります。
そんな快適さを味わいながらの鑑賞でしたが、展覧会の内容も面白かったです。正直なところ「型紙」なんて地味な展覧会だと思っていましたが大間違い。展覧会チラシにもありますが、19世紀半ばから産業化が進む社会で、欧米で積極的に収集され影響を与えた日本の
「型紙」。そうだとは知らなかった・・・。まずは私たちに馴染み深いお馴染みの「型紙」の展示です。日本人にとって「和」を感じさせる意匠が並びます。着物に手ぬぐい、扇子や陶器など、現代の日常生活で当たり前のようにあるものですが、こと「型紙」という形で展示されるとなると、一味違ったものを感じます。以降、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツなどの国々で、どのように影響を与え消化されていったかが紹介されています。まぁ、これが眼からウロコ!!!驚きの連続。これまで観てきた美術品の、違った側面を知ることができました。面白かったぁ♪
これから益々暑くなります。その上、節電です。美術館は本当に涼しいですし、この展覧会、お勧めです。観ている内に、日本人であることが誇らしく感じます。
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by umekononikki | 2012-07-11 15:26 | 展覧会
f0149664_12543768.jpg開館10周年記念
カミーユ・ピサロと印象派 -永遠の近代-
兵庫県立美術館

2012年6月14日、梅雨の合間の晴天。阪急王子公園駅からの徒歩が辛いくらいの暑さでした。3階の会場までの階段脇には、ピサロ自身がピサロについて紹介しています。面白いんだけど、美術館までこの暑い中20分歩いた私には辛かった…。平日の12時ごろだったのでお客さんは少なめで、観やすかったです。
計8回の印象派展に欠かさず出品にした、徹頭徹尾印象派のカミーユ・ピサロ。(美術館のホームページやチラシのフレーズが面白いんですよね♪拝借しました。)確かに素人の私が「印象派」と聞いて想像するそのままの作品たち。それでもタッチやモチーフに変化が見られ、それらの対比が面白かったです。コローの作品も展示されていたので比べてみると、コローは神秘的な奥行きを感じましたが、ピサロは抜けるような広がりを感じました。そんな訳で、ピサロ、ピサロとピサロ満載の展覧会で油断していると、ところどころにコローやゴッホ、ルノアール、モネ、スーラなどが展示されハッとさせられました。

余談ですが、暑い中、屋根の上のカエルさんご苦労様です。
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by umekononikki | 2012-06-15 12:55 | 展覧会
酒井抱一と江戸琳派の全貌
細見美術館

f0149664_19474669.jpg2012年5月5日こどもの日。京都の細見美術館へ行ってきました。
絶好の行楽日和で、阪急四条河原町から、とりあえず知恩院へ。「平成24年度 京都春季非公開文化財特別公開」で三門が公開されていました。最も、この三門自体が国宝なのですから、その国宝の内部に入れるだけでも価値があるかもしれません。拝観料800円を払い、靴を脱ぎ、いざ三門へ。冬に行った妙心寺三門でもそうでしたが、待ち受けるは激しく急な階段。しかしそこを上れば京都を一望できる絶景です。(はっはっはっ。南禅寺ではありませんが、絶景でしたよ。)で、二階部分の中は暗幕に覆われ薄暗く、暗さに眼が慣れるまでしばしぼーっとしていました。しばらくすると係りの方が二層内部の説明をしてくれます。狩野派の天井画、釈迦牟尼坐像(重文)、十六羅漢像(重文)など非常に立派なものでした。ただやはり内部は薄暗く、眼が慣れてもはっきり見ることができず、天井や柱の絵も妙心寺三門のような派手さが無く、ちょっと残念でした。しかし三門からの眺めは、ここでしか味わえないもの。気持ちが良かったです。
f0149664_1948055.jpg知恩院を後にし、本日の目的地、細見美術館へ。小ぢんまりとした美術館で、いつ行っても来館者が少なく(失礼!)、誰にも邪魔されず、自分の世界に浸りながら鑑賞できる美術館という印象がありました。が、この日は違っていました。入り口のところで、ささやかな入場制限。「ちょっと待ってね。」というくらい、少しの時間待たされました。中に入るとこれまで見たことのないくらいの来館者の多さ。といっても、大きな美術館の様な人と人の合間から覗き込むほどではないのがいいところ。抱一の世界を堪能してきました。なんと言っても、その上品さ!私には到底持ち合わせていないような、繊細で、静かで、優雅な世界。面白かったのは、尾形光琳の「燕子花図」を模したもの。他に鈴木其一などの作品もありました。
それにしても、お金と時間が許すなら、東京の根津美術館の「KORIN展」に行きたくなりました。(関係ないですね。)
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by umekononikki | 2012-05-05 19:48 | 展覧会

南蛮美術の光と影

f0149664_2324574.jpg開館30周年記念特別展
南蛮美術の光と影
神戸市立博物館

2012年4月24日、三宮の神戸市立博物館へ。本当にお天気が良く、阪急三宮駅から歩くと気持ちの良いこと!今回の展覧会の面白いところは、その内容より、この展覧会を2度観たい時はチケットの半券を持参すれば団体料金で観ることができること。博物館のHPにも案内があるので、ご覧くださいませ。
さて、今回のメインの「泰西王侯騎馬図屏風」。日曜美術館でも以前に紹介されていましたが、サントリー美術館と神戸市立博物館のものとが並ぶと圧巻でした。でもやはり昔から観て愛着があるだけに、サントリー美術館の物より神戸市立博物館の屏風の方が躍動的で好みです。この展覧会の最初に展示されている桃山時代の狩野内膳や狩野山楽と伝えられている作品と比べると、これらの屏風は西洋画法を取り入れただけにその表現が違います。その新しい画法を取り入れた中でも、他の作品より洗練されているのがよくわかりました。
しかしまぁ、試行錯誤が感じられる初期の洋画風の作品は面白かった!表現は遠近法(といっても、どこかつたなさが残るのですが。)を使い、日本画的に一つの画面に春夏秋冬が表現された作品は珍しいんじゃないでしょうか?(素人なので分かりませんが・・・。)
他にも歴史で学ぶキリシタン弾圧のための「踏絵」や、お馴染みの「フランシスコ・ザヴィエル像」も展示されていました。
いやー、楽しめた展覧会でした。
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by umekononikki | 2012-04-25 23:02 | 展覧会

藤田傳三郎の軌跡

f0149664_1981640.jpg生誕170年 没後100年
藤田傳三郎の軌跡
藤田美術館

2012年4月20日、小雨の振る中、JR東西線の大阪城北詰駅を降り藤田美術館へ。この日は造幣局の桜の通り抜けの期間中だったため、多くの人がこの駅で下車していました。先日、NHKの日曜美術館で紹介されていただけに、この人の多さはもしかしてとも思いました。昨年、奈良の国立博物館で観た三蔵法師絵巻。それらの一部が、この藤田美術館所蔵となっていたので気にはなっていたのです。そうこうしている内にNHKで取り上げられたので、これは行かねばと足を運びました。
JRの大阪城北詰の駅は地下にあるのですが、ちょうどこの駅の上一帯が「藤田邸」だったのですね。いやー、驚きです。美術館は蔵を利用しており、藤田邸跡は公園になっていましたが、まぁ広いこと。
展示品は51点と小規模な展示なのですが、内容は重要文化財が8点、国宝4点なのですから、濃すぎる内容といっても過言ではないでしょう。最近私の中でのプチブーム「羅漢」。羅漢図も見ごたえのあるものが数点展示されていました。もちろん玄奘三蔵絵もあります。奈良で見たときより距離が近く、筆のあとまで見えるようでした。そう、展示されているケースが小さいからか、作品との距離がどれも近く感じ、とても楽しめました。
出入り口のところに絵葉書が販売されていましたが、それらを見たところ、9月から「藤田傳三郎の想い」と題し、国宝のお茶碗が展示されるようですね。そちらも足を運びたいと思います。
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by umekononikki | 2012-04-20 19:08 | 展覧会