展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

<   2011年 01月 ( 17 )   > この月の画像一覧

グッバイソロ

f0149664_10164090.jpgグッバイソロ
2006年 16話

出演: チョン・ジョンミョン、ユン・ソイ、キム・ミニ、イ・ジェリョン、ペ・ジョンオク、イ・ハン他

すれ違い、すれ違い、すれ違いのオンパレード。寂しいドラマでした。永遠に交わることのない個々の人生。それでも、互いに生きてゆかねばなりません。そして、難解な人間関係。文学的なドラマだったなぁ。

物語は当初、人間関係が見えてこないのですが、徐々に親子、兄弟、友達と明らかになってゆき、その過程やそれぞれの過去が物語となっていきます。互いをつなぐ関係が、必ずしも血のつながりや、時間の長さや、きっかけに左右される物ではありません。人間関係なんて、ガラスの様な繊細なもの。「絶対」や「永遠」などあり得ないもの。その一方、個人の心は自身が壊れてもなお、頑ななまでに相手を思いやる暖かさがあります。個人の想いと人間関係が、必ずしもかみ合わないから、この物語は寂しいもかも。
複雑な人間関係と過去を上手く構築した、本当によくできたドラマでした。ラストの数話で畳み込むように事件が起き、物語が大きく回転する様は圧巻です。好みは分かれるかもしれませんが、私は好きな部類のドラマです。チョン・ジョンミンが、徐々に男らしくなっていく様が良かったなぁ。
[PR]
by umekononikki | 2011-01-31 10:16 | 韓国ドラマ

魚神

f0149664_984716.jpg魚神
千早茜著

かつて一台遊郭が栄えた、閉ざされた島。そこで孤児として育った姉弟。これからもずっと一緒にいられると思っていましたが、島の掟で離ればなれになってしまいます。

白亜とスケキヨや周囲の人たちの狂おしい想いが、終始漠然とした不安を感じさせます。白亜とスケキヨは血のつながった姉弟という確証はありませんが、それ以上の深いところで繋がっていると信じていた姉。それなのに、弟、スケキヨと離ればなれになってしまいます。会いたいのに会えない。募る想いが強すぎて、会うことが怖い。
閉ざされた島には、人々と共にその想いまでもが閉じ込められたように、想いの密度が重く増していきます。その濃密な想いが、退廃的で美しい。
その退廃的な雰囲気のまま、完結して欲しかったなぁ!なんだか普通に綺麗にまとまり、少し物足りなかったように思います。でも、そのラストまでの幻想的な世界観は秀逸でした。
[PR]
by umekononikki | 2011-01-28 09:08 |

近代日本絵画のあゆみ

f0149664_905186.jpgウッドワン美術館所蔵
近代日本絵画のあゆみ

大丸ミュージアムKOBE

2011年1月22日。昨日京都で買ったバーゲン品のセーターを、早速着て出かけた神戸。
昨年、兵庫県立美術館で観た「麗子像」に魅せられて、違う作品ですが麗子ちゃんに再び会いに行きました。結論。昨年の麗子ちゃんの方が、好みでした。しかし、この展覧会の内容をしっかりチェックせずに出かけただけに、多彩な内容には驚きました。
洋画は、岸田劉生、黒田清輝、藤田嗣治、古賀春江、佐伯祐三(!大好きなんです♪)、小磯良平など。日本画は、横山大観、上村松園、小野竹喬、小倉遊亀、上村松篁など。これは、ウッドワン美術館へ、行かなくちゃと思うくらいでした。場所は、広島県廿日市市吉和・・・。車じゃないと厳しいなぁ。
さて、展覧会の感想です。
洋画では、全体的に初々しい印象がありました。新しい表現を模索中の絵画界の純粋さや、新しい事を始める事への不安や期待を感じました。
日本画では、横山大観や上村松園などは、何を書いても様になるような安定感があります。中でも個人的には、小野竹喬と小倉遊亀が好みでした。それぞれ風景がと人物がとモチーフこそ違いますが、子供の頃みたことがあるような懐かしさと安心感を覚える作品です。

それにしても所狭しと並べられて、照明もイマイチにしても、百貨店の展覧会は安価だよなぁ。これだけ多くの作家の作品が並ぶと、それだけで心が躍る展覧会でした。楽しかったです。
[PR]
by umekononikki | 2011-01-27 09:00 | 展覧会

海を渡った古伊万里展

f0149664_1043419.jpg佐賀県立九州陶磁文化館コレクション
海を渡った古伊万里展
~セラミックロード~

美術館「えき」KYOTO

2011年1月21日、四条河原町からJR京都駅へ異動し「古伊万里展」を観ました。
高島屋もそうですが、どうしても目的の美術館にたどり着くまでに誘惑が・・・。既に高島屋で、バーゲン品のセーターを買ってしまったのに、婦人服に目がいきます。

さて「古伊万里展」です。
17世紀の大航海時代に、長崎の出島から欧州各国へ古伊万里が数多く輸出されました。その中から、約150点の逸品を紹介しています。
有田焼と伊万里焼はほぼ同意として扱われ、17世紀初頭の豊臣秀吉朝鮮出兵の際、連れ帰られた陶工たちによって始まりました。その様式などにより、「古九谷様式」「柿右衛門様式」「金襴手」などに大別されます。また、江戸時代の有田焼を、一般的に「古伊万里」と称します。
そんな「古伊万里」が150点。ため息が出る様な繊細なものから、眼を見張るほどの大きな物まで、内容は多彩。意匠も、輸出先のお国柄に併せ多種多様です。展示品も素晴らしかったのですが、同時に、欧州では絢爛豪華な広間の壁一面に、これでもかというくらい大きな壺や皿が並べられている写真には眼を見張りました。日本なら大広間に、ドンっと1つ飾れば十分な感覚ですが、やはり文化が違うとこうも違うものなのかと、改めて感じました。
[PR]
by umekononikki | 2011-01-26 10:04 | 展覧会

小泉淳作展

f0149664_1092910.jpg平城遷都1300年記念
光明皇后1250年御遠忌
東大寺本坊襖絵完成記念
小泉淳作展

京都高島屋
7階グランドホール

2011年1月21日、仕事を休んで京都へ行きました。2月2日からは、難波の高島屋へ巡回するようです。

さて、今回の展覧会。日本画家・小泉淳作が、奈良遷都1300年記念に併せ、東大寺本坊の40面の襖絵を5年がかりで完成させた記念に開催されました。これまで小泉淳作といえば、建仁寺の天井画「双龍図」しか観たことがありませんでした。どこかコケティシュな、打楽器をポコポコ鳴らしたようなリズム感のあるイメージがあります。
まず肝心の襖絵の前に、これまでの画業の紹介。静物画から山水画と、「双龍図」とは違った一面を見せてくれます。中でも「奥伊豆風景」は、荒涼とした風景が画面のほとんどを占めているにも拘らず、画面上部に向けて突き抜ける様な奥行き感が素晴らしかったです。
そして、東大寺本坊の襖絵。とりわけ蓮の花は、NHK「日曜美術館」でも紹介されていましたが、以前から好きなモチーフでよく描いてきただけあって良かったです。リズム良く並ぶ蓮の花と葉。いつまでも眺めていたくなるような永遠性があります。
桜はこれまでにない、独特の世界を展開していました。花の時期の短さや花弁の繊細さからくる儚さよりも、その花を観る人々の幸福感が写し出されているようでした。お花見をする人たちの、楽しそうな声や歌が聞こえてくる感じがします。
この人の絵からは、やはりリズミカルな音楽が聞こえてくるんだよなぁ~。そして襖絵だけに、展示会場とは違う部屋という限られた空間で観る趣は、また違ったものなのだろうと思いながら会場を後にしました。
[PR]
by umekononikki | 2011-01-25 10:10 | 展覧会

昼の家、夜の家

f0149664_11165379.jpg昼の家、夜の家
オルガト・カルチュク著
小椋彩訳

ポーランドとチェコの国境地帯にある小さな町、ノヴァ・ルダ。そこに移り住んだ語り手の日々。

小さな物語が、連綿と続きます。
語り手の自己紹介から、夫、友人、知り合いについて。その街で起こった出来事。過去の出来事。逸話。夢。料理のレシピ。その世界観は、大人向けに作られた絵本のよう。美しくもあり、醜くもあり、ユーモアも毒もあるような。これはかなり好きな感じの物語。私的に、「ぐっ」ときたものを集めた宝石箱のようです。そう「ぐっ」と来た物で必ずしも宝石だけじゃなく、石ころやお菓子の包み紙も含んだ物です。いつまでも眺めていたくなるような、とりとめのない時間に浸っていたくなります。
ポーランドは、これまで国境線が不安定に揺れ動き、舞台となった町ノヴァ・ルダもその影響を受けてきました。その不安定さを、この町の情景を通じて具象化した物語とでも言うのでしょうか。常に他者に振り回されているようで、実は何にも属さず、何も明確ではないという自由があるのかもしれません。
読み終わった後から、再び最初から読み始めたいと思う、とりとめのない魅力にすっかりとりつかれてしまいました。
[PR]
by umekononikki | 2011-01-24 11:17 |

オーディンの鴉

f0149664_9345719.jpgオーディンの鴉
福田和代著

国会議員の矢島誠一が、東京地検の家宅捜索前日に自殺。真相を探る特捜部特殊直告一班の湯浅と安見。情報社会の恐ろしさを描く。

スピード感があり、さっくり楽しめました。スピード感があった分、登場人物に感情移入できないし、突っ込みどころもあるのですが・・・。映画にするには奥行きが無く物足りないけど、2時間ドラマなら十分楽しめる感じの物語です。

銀行のATM、クレジットカード、メール、携帯電話、防犯カメラ。
「情報を制する者は、世界を制す。」なんて言われるようになり、武力より情報が優位に立つ現代社会。政府より、検察より、情報を制した何者かがこの世の中を動かすことができるのだというのが、この物語の世界観でしょうか。あくまでフィクションで、物語の様に簡単には情報入手できないのでしょうが、それでも、ネット通販でカード番号が盗まれるようなことは起こっています。
物語中にもありますが、全くのフィクションとは言い切れないようなことが、世界では起きているようです。便利さと、安全とのバランス。便利さを求めるばかりに、安全が追い付いていないのかもしれませんね。私が学生の頃、電話は1人1台の時代がすぐに来るよ、なんて授業で話していましたが、携帯電話の普及はその後すぐにやって来て、今や当たり前の時代。今では既に知ってしまった便利さを、手放すこともできません。
昭和の時代から見れば、平成はまさにSFと同じ世界になっているのではないでしょうか。そして技術の進歩に併せ、人類の進化も問われてきているのかもしれませんね。どんなに素晴らしい技術でも、それを活用するのは人間なのですから。
なんだか物語から離れて、多くを考えさせられるテーマでした。
[PR]
by umekononikki | 2011-01-20 09:35 |

憎くてももう一度

f0149664_1094627.jpg憎くてももう一度
2009年 24話

出演: パク・イェジェン、チョン・ギョウン、チョ・ヨンジュン、チュ・ヒョン、チェ・ミョンギル、パク・サンウォン他

以前に感想を書いた「カインとアベル」と同時間帯に放送され、視聴率を二分したと言われるドラマ。ドロドロの愛憎劇。

百貨店などを経営する女会長は、初恋を忘れられないまま今の夫と結婚。一方、その夫も初恋の女性との関係が続いていましたが、別れを切り出します。相手は人気女優で、大学生の子供までいます。会長の初恋男性との間にできた息子は、全く会社経営に興味を示しません。そこで、人気アナウンサーを息子の嫁に迎えるべく、会長は罠を張ります。

と、これだけでもまだ序章。愛する人を憎しみで結びつけたり、手放すことが真実の愛だと思ったり、本当に愛することを知った時には、全ての歯車がかみ合わず、崩壊の一途をたどるのみとなってしまいます。観ていて、互いが「爆弾」を抱えていて、互いに自身がそれに気が付いていません。そこに互いの相手が付け込もうとして、BigBanならぬ、全てが空中分解しそうな恐ろしさを感じました。問題を乗り越えても乗り越えても、次から次へと問題が浮上し、観だしたら止めることができない愛憎劇のジェットコースター状態。
もう人間関係だけで、十分に泥沼状態。とりわけ女性陣が、互いに巧妙な罠を張り、互いを陥れようと策を巡らします。絡み合う人間関係のように、策略も絡み合います。対して、男性陣は純粋なのが救われます。
もちろん韓国ドラマおなじみの「出生の秘密」や「過去の事件の真相」などの伏線があり、無理なく物語に効果を発揮しています。

女性特有のヒステリックな嫉妬ではなく、目的が明確で現実的(といってもセレブの現実ですが。)、着実に相手を追い込む様が、愛憎劇にどっぷり浸かれる魅力だったように思います。この愛憎劇は、見ごたえがありました。
[PR]
by umekononikki | 2011-01-19 10:09 | 韓国ドラマ
f0149664_8552157.jpg彼方なる歌に耳を澄ませよ
アリステア・マクラウド著
中野恵津子訳

18世紀末、スコットランドからカナダ東端の島に、家族と共に渡った赤毛の男と彼の子孫の物語。

以前読んだ「冬の犬」の著者の唯一の長編で、絶賛を浴びたベストセラーだそうです。「冬の犬」。良かったのですが、この本を手に取ったのは表紙の美しさでした。
そんな表紙の美しさ以上の、美しい物語です。
裕福ではないし、幸福のみの人生でもない。登場人物は皆、取り柄はあるが、もちろん短所もある。人は生まれ、いつかは死ぬ。そんな当然の事ばかりの取りとめもない日常。それでも一族のルーツを忘れない生き方に、大地に根付いた力強さを感じさせます。
そして愛情は、どこにでもある淡々と流れる日常の中で、気付かないうちに積もっていきます。そしてある時、振り返ってみると溢れんばかりになっているものなのですね。島独特の情景や、この一族独特の習慣のもとに物語は描かれていますが、そこにある愛情はいつの時代、どんな国の人間にも共通するものですよね。最後にはその愛情の深さに胸を打たれ、鳥肌の立つ思いで本を閉じました。
[PR]
by umekononikki | 2011-01-18 08:55 |

美男<イケメン>ですね

f0149664_9184150.jpg美男<イケメン>ですね
2009年  16話

出演:チャン・グンソク、パク・シネ、イ・ホンギ、ジョン・ヨンファ 他

双子の兄の代わりに、男装した妹が大人気バンドに加入するラブ・コメディー。

いやー、噂にたがわず、けれんみたっぷりで面白かったです。
紅一点とういう設定では「コーヒープリンス」と違い、今回は最初から女だとバレてる訳ですね。
物語は、皆さんの予想通りの展開です。登場人物も、そのままの設定。人気バンドA.N.JELLのメンバーは、潔癖症で男装したコ・ミナムをメンバーとして受け入れることができないリーダーのファン・テギョンに、コ・ミナムに密かに恋心を抱くカン・シヌと、能天気なジェルミ。で、男装した妹コ・ミナムはファン・テギョンが好きと。同じくファン・テギョンに想いを寄せる、人気タレントで国民の妖精と言われるユ・ヘイがいるのよ。

そんな訳で、ドラマの内容とは関係のない感想です。
チャン・グンソク、細っ!パク・シネより、細っ!とにかく、細っ!コ・ミナムを呼ぶ時の、「コ・ミナム↑」と語尾が上がるのにハマったわ。どんな時でも、くっきりアイライン。時々それはイケてるのかと聞きたくなる髪型。「デビュー当時の髪型に戻したのね。」って時の髪型が一番好き。「ベートベン・ウィルス」の時とは別人のよう。(いや、「ベートーベン~」の時の方が別人か。)でも、相変わらず綺麗な顔です。いっそのこと、チャン・グンソクが女装してガールズ・バンドに加入って方が自然かも。う~ん、ちょっと観てみたい♪
そしてどうしても、アン社長に扮するチョン・チャンのテンションの高さが、陣内孝則に見える。

仕事で疲れた眼の保養に、是非、ご覧下さい。癒されます。
[PR]
by umekononikki | 2011-01-17 09:18 | 韓国ドラマ