冬の夜ひとりの旅人が
2013年 02月 17日
冬の夜ひとりの旅人が
イタロ・カルヴィーノ著
脇功訳
次々に斬新な方法を創り出すイタリアの作家の、型破りな作品。すぐに中断してしまう、まったく別個の物語の断片の間で右往左往する「男性読者」とそれにまつわる「女性読者」を軸に展開される。読者は、作品を読み進みながら、創作の困難を作者と共に味わっている気持ちになる、不思議な小説。
斬新な展開に、頭を抱えながら読んでしまいました。様々な物語が断片的に挿入され、どれ一つとして取っ掛かり部分だけで終わっていまいジレンマを抱えてしまいます。それでも一応「男性読者」がどうなるのかと、先を読まずにはいられない魅力もあります。(しかし、読み進めるには、努力が必要でしたが・・・。)そんな、「物語を読む」という迷宮に迷い込み、最後はこんなオチでいいのかと益々迷宮深くに迷い込みます。これも作者の仕掛けた罠に、見事にはまってしまったといえるのでしょう。
イタロ・カルヴィーノ著
脇功訳
次々に斬新な方法を創り出すイタリアの作家の、型破りな作品。すぐに中断してしまう、まったく別個の物語の断片の間で右往左往する「男性読者」とそれにまつわる「女性読者」を軸に展開される。読者は、作品を読み進みながら、創作の困難を作者と共に味わっている気持ちになる、不思議な小説。
斬新な展開に、頭を抱えながら読んでしまいました。様々な物語が断片的に挿入され、どれ一つとして取っ掛かり部分だけで終わっていまいジレンマを抱えてしまいます。それでも一応「男性読者」がどうなるのかと、先を読まずにはいられない魅力もあります。(しかし、読み進めるには、努力が必要でしたが・・・。)そんな、「物語を読む」という迷宮に迷い込み、最後はこんなオチでいいのかと益々迷宮深くに迷い込みます。これも作者の仕掛けた罠に、見事にはまってしまったといえるのでしょう。
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by umekononikki
| 2013-02-17 16:59
| 本