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ベートーベン・ウィルス

f0149664_22513157.jpgベートーベン・ウィルス
2008年韓国
演出:イ・ジェギュ
出演:キム・ミョンミン、チャン・グンソク、イ・ジア

ソクラン市役所に勤めるルミ(イ・ジア)は、オーケストラの運営を任されるが資金を横領されてしまう。そこで団員を一般公募するが、集まったのは素人ばかり。
そんなオーケストラに指揮者としてルミが招聘したのは、オーケストラ・キラーと悪名高い世界的マエストロ、カン・マエ(キム・ミョンミン)。果たして楽団の運命は!?


まぁ、面白かった!個人的には好きです、こんな物語。
天才指揮者を演じたキム・ミョンミンも、「白い巨塔」とイメージが変わりました。なんとも天才肌を見事に表現されていました。
驚いたのはチャン・グンソク。「ファンジニ」や「ホン・ギルドン」の時と比べると、無精ひげなんか生やしてすっかり素敵な青年に成長。

内容は、昔、三上博史が天才指揮者を演じた「それが答えだ」に良く似た感じかも。
あれは学生相手の話でしたが、これは大人相手だけに物語に幅ができ良かったです。
指揮者が似たキャラクターになるのは、クラシックの敷居が高いイメージの影響かなぁ?

好きなエピソードは沢山ありますが、カン・マエが恋に落ちて自分の音楽スタイルが崩壊していく様は面白かったです。
他に第九の演奏で、合唱が入るシーンは鳥肌が立ったわ。
オケの団員達にも様ざまな事情がありバラバラだったのに、一致団結するのは見ていて気持ちがいい。
それが、オケの音となり表れるんだから快感です。

初めてオケの演奏を聴いたとき、指揮者がタクトを振るとオケから音が出るのがなんとも不思議で、一気にクラシックの虜になった感動を思い出しました。

カン・マエの「プロにプロとして当然のことを求めて何が悪い」てな内容のセリフがあったのですが、カン・マエの全てが凝縮されたセリフではないかと感じました。
カン・マエは誰より自分自身に一番厳しいのに、気づく人がいないから誤解されてるんだよね。
お客はお金払って聴きに行ってるんだから、カン・マエのセリフは当然といえば当然で、プロがプロたる所以。
実際のコンサートでも演奏者の調子が悪いながらもそれなりのレベルの演奏を聴かせてくれると、さすがプロだなと感じたこともありました。

ラスト、やっとカンマエが団員達の為にタクトを振るんだけど、もっとそんなシーンが観たかったなぁ。

天才指揮者のカンマエも、恋に落ち、カンゴヌに嫉妬し、どうしようもない団員とテクニック以上のものをつかみ、さらに高みに上るんじゃないかな。
カン・マエだけじゃなく、団員みんなの今後を何気に想像したくなるようなラストでした。
by umekononikki | 2010-03-10 22:52 | 韓国ドラマ