真昼の暗黒
2012年 01月 11日
真昼の暗黒
アーサー・ケストラー著
中島賢二訳
独房404号に収監された古参党員ルバショフ。三度の審問を通じて明らかになる過去と現在、壁を叩く獄中の暗号通信。No.1とは誰か?自白はなぜ行われたか?スターリン時代のモスクワ裁判と大粛清を暴いたベストセラー、戦慄の心理小説。
年末から年始にかけて読んだのですが、途中で甥っ子たちの来襲に中断。この息苦しさと緊張感を存分に堪能できず残念。しかし終始牢獄の中で、何が事実で、何が虚偽なのか深く考えさせられる内容。「事実」が必ずしも「真実」とはなりえない恐ろしさ。Gyaoにて「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」を見た後だったので、とりわけロシアという大国の持つ暗黒の部分を感じることができました。緊張感があり、読み応えがありました。加えて巻末に作者が、どのような状況でこの作品を生み出したかが紹介されていました。そちらも驚きでした。
アーサー・ケストラー著
中島賢二訳
独房404号に収監された古参党員ルバショフ。三度の審問を通じて明らかになる過去と現在、壁を叩く獄中の暗号通信。No.1とは誰か?自白はなぜ行われたか?スターリン時代のモスクワ裁判と大粛清を暴いたベストセラー、戦慄の心理小説。
年末から年始にかけて読んだのですが、途中で甥っ子たちの来襲に中断。この息苦しさと緊張感を存分に堪能できず残念。しかし終始牢獄の中で、何が事実で、何が虚偽なのか深く考えさせられる内容。「事実」が必ずしも「真実」とはなりえない恐ろしさ。Gyaoにて「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」を見た後だったので、とりわけロシアという大国の持つ暗黒の部分を感じることができました。緊張感があり、読み応えがありました。加えて巻末に作者が、どのような状況でこの作品を生み出したかが紹介されていました。そちらも驚きでした。
by umekononikki
| 2012-01-11 20:55
| 本