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展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

南蛮美術の光と影

南蛮美術の光と影_f0149664_2324574.jpg開館30周年記念特別展
南蛮美術の光と影
神戸市立博物館

2012年4月24日、三宮の神戸市立博物館へ。本当にお天気が良く、阪急三宮駅から歩くと気持ちの良いこと!今回の展覧会の面白いところは、その内容より、この展覧会を2度観たい時はチケットの半券を持参すれば団体料金で観ることができること。博物館のHPにも案内があるので、ご覧くださいませ。
さて、今回のメインの「泰西王侯騎馬図屏風」。日曜美術館でも以前に紹介されていましたが、サントリー美術館と神戸市立博物館のものとが並ぶと圧巻でした。でもやはり昔から観て愛着があるだけに、サントリー美術館の物より神戸市立博物館の屏風の方が躍動的で好みです。この展覧会の最初に展示されている桃山時代の狩野内膳や狩野山楽と伝えられている作品と比べると、これらの屏風は西洋画法を取り入れただけにその表現が違います。その新しい画法を取り入れた中でも、他の作品より洗練されているのがよくわかりました。
しかしまぁ、試行錯誤が感じられる初期の洋画風の作品は面白かった!表現は遠近法(といっても、どこかつたなさが残るのですが。)を使い、日本画的に一つの画面に春夏秋冬が表現された作品は珍しいんじゃないでしょうか?(素人なので分かりませんが・・・。)
他にも歴史で学ぶキリシタン弾圧のための「踏絵」や、お馴染みの「フランシスコ・ザヴィエル像」も展示されていました。
いやー、楽しめた展覧会でした。
by umekononikki | 2012-04-25 23:02 | 展覧会