ジャン・クリストフ
2012年 06月 18日
ジャン・クリストフ
ロマン・ロラン著
片山敏彦訳
ライン河畔の貧しい音楽一家に生れた主人公ジャン・クリストフは、人間として、芸術家として、不屈の気魄をもって、生涯、真実を追求しつづける。この、傷つきつつも闘うことを決してやめない人間像は、時代と国境をこえて、人びとに勇気と指針を与えてきた。偉大なヒューマニスト作家ロマン・ローランの不朽の名作。
まさに「不朽の名作」。若いころに読まなかったことが悔やまれます。意志を持って生きるジャン・クリストフに、「ただなんとなく。」な人生を送っている自身の人生のつまらなさに気づかされました。こんなことで「生きている」といえるのだろうかと、思わず哲学してしまいます。拝金主義の現代人に、真っ向から対立するかのように情熱的に真実を求めるクリストフ。悩み、苦しむ姿はヒーローのようなかっこよさはありませんが、その精神の気高さに心が打たれます。本当に望む何かを手に入れること以前に、その何かが何であるかを知ることが難しいのです。
お金を得ることや、何かを成功させることだけが、勝者ではありません。自分自身の真実を求めて生きることに、勇気を与えてくれた物語でした。
で、画像は韓国ドラマ「逆転の女王」です。
なんでもドラマの意図が、『ジャン・クリストフ』の「人生は何度かの死と、何度かの復活の連続だ」という言葉から、形成が逆さになる逆転の瞬間があるから人生は生きるに値するとのことなので。ちょうど今、視聴中のドラマだったので、つい。なかなか面白いですよ♪
ロマン・ロラン著
片山敏彦訳
ライン河畔の貧しい音楽一家に生れた主人公ジャン・クリストフは、人間として、芸術家として、不屈の気魄をもって、生涯、真実を追求しつづける。この、傷つきつつも闘うことを決してやめない人間像は、時代と国境をこえて、人びとに勇気と指針を与えてきた。偉大なヒューマニスト作家ロマン・ローランの不朽の名作。
まさに「不朽の名作」。若いころに読まなかったことが悔やまれます。意志を持って生きるジャン・クリストフに、「ただなんとなく。」な人生を送っている自身の人生のつまらなさに気づかされました。こんなことで「生きている」といえるのだろうかと、思わず哲学してしまいます。拝金主義の現代人に、真っ向から対立するかのように情熱的に真実を求めるクリストフ。悩み、苦しむ姿はヒーローのようなかっこよさはありませんが、その精神の気高さに心が打たれます。本当に望む何かを手に入れること以前に、その何かが何であるかを知ることが難しいのです。
お金を得ることや、何かを成功させることだけが、勝者ではありません。自分自身の真実を求めて生きることに、勇気を与えてくれた物語でした。
で、画像は韓国ドラマ「逆転の女王」です。
なんでもドラマの意図が、『ジャン・クリストフ』の「人生は何度かの死と、何度かの復活の連続だ」という言葉から、形成が逆さになる逆転の瞬間があるから人生は生きるに値するとのことなので。ちょうど今、視聴中のドラマだったので、つい。なかなか面白いですよ♪
by umekononikki
| 2012-06-18 22:14
| 本