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展覧会と本と韓国ドラマと時々K-POPかな・・・。

by 梅子

現代絵画のいま

現代絵画のいま_f0149664_18511766.jpgキュレーターからのメッセージ2012
現代絵画のいま
兵庫県立美術館

2012年11月9日、朝晩は冷え込むものの昼間はぽかぽか陽気の中、兵庫県立美術館へ。この展覧会のチケットは、前回「バーン=ジョーンズ展」の時、「次回のチケットを差し上げてます。」と無料で頂いたのものです。内心「なんて太っ腹なんだろう!」と感心しながら、ありがたく、今回の展覧会を拝見させていただきました。
肝心の内容は、楽しいっ。タダ券だと思うと、なおさら楽しいっ。印象的だったのは、会場に入ってすぐの居城純子氏と渡辺さとし氏の作品。絵の具の塗られていない箇所が見事な居城氏の作品と、ドット柄が好きな私としては最高にはまった渡辺氏の作品。思わずもって帰りたくなりました。ドット最高!映像作品の大崎のぶゆき氏の作品も、見入ってしまいました。関西人のせっかちさからか、映像作品ってどうもじれったくって我慢できないのですが、壁紙の柄が溶けてゆくだけの世界に見とれてしまいました。それも単純に白と黒の世界。白地の壁に黒い模様。その黒の模様が溶けていく、しかもゆっくりと・・・。その濃厚な溶け方が妙にツボで、しばらく見とれてしまったのです。
現代社会には様々な表現のためのツールがあります。紙やキャンバスに絵の具というオーソドックスなものから、コンピューターを駆使したものまで、表現の方法自体を模索するところから、表現は始まっているのだなと感じました。そして何より表現することが楽しくってしょうがないといった、作者の感情が伝わってくるような勢いがありました。
by umekononikki | 2012-11-09 18:51 | 展覧会